弐、お使いの話 ページ4
『とりま回転しよう。
……あっ違った開店だった』←
こんな調子で大丈夫か？
大丈夫だ、問題ない。
やあ！
甘味の姉ちゃんことAだよ！
今日も開店しました、甘味処《寿々木堂》！
さて今日はどんな客が来てくれるでしょうk「ごめんくださーい」
……まだ話してたのに。(´・ω・`)
い、いいもん！
Aちゃんこれくらいじゃめげない！！
とりま対応((((ヽ( ^^)/
『いらっしゃい！』
そこに立っていたのは小さな女の子。
「えっと、おつかいで、きました」
『へえ！えらいねー！』
「……」
あれっ。黙っちゃったよ。
ここは私からいけばいいんだよね母さん！
……返事が来ないのでもう構わず話しかけちゃいます。←
『何を買ってきて、って言われたの？』
「……だいふくとおだんご、２つずつ」
おぉう。
それだけじゃわかんねえや。
『どの大福と団子を買ってきてって言われたのかな？』
女の子を甘味が並ぶ皿の前に連れてきて、もういちど質問してみる。
「……しらない」
うわっちゃー。
……ここは豆大福と三色団子にしとくか。
どっちもそれがそれぞれの類の中で一番評判いいし。
私は手際よく箱に大福と団子を詰めて、女の子に手渡した。
『はい。どうぞ！』
「ありがとう」
引き換えに、女の子から銭を受け取る。
この子、お使いよく頑張ったよなあ……
『あっ、そうだ！
ちょっと待ってて』
私は女の子を入り口で引き留めて、奥に引っ込んだ。
小皿に箱に詰めたのと同じ大福を１つ乗せて戻って、女の子に渡した。
『これ、姉ちゃんからお使い頑張ったご褒美ね。
銭は要らないから、食べてって！』
自分なりの満面の笑みで渡したつもり。
すると女の子は目をﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧｧｧｯと輝かせて頬張ってくれた。
さらに美味しい美味しいと言って食べてくれました。
これが生き甲斐なんだ！！ﾄﾞﾔｧ
因みにその後、またその女の子が来てあの豆大福と三色団子で合っていたということを伝えてくれました。
めでたしめでたし←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡蝶 - 面白い話でした。和菓子好きの人には見てて面白いと思います。コレからも頑張って下さーい。 (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 4f8ad5540f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^読んでて、和菓子が食べたくなりました^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年9月27日 22時) (レス) id: 5527d24af4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：守川 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miamia251/
作成日時：2016年8月1日 14時
