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第九話 【待ちくたびれた】 《安倍狐嫁》 ページ9

徳川さんと小野さんを探して、数時間。

とっくに夜は明け、日付が変わった。

夢中になると時間忘れちゃうんだよね私。

え、結界?あんなん直ぐ割れるよ、自分で作ったから。

まぁ打つ手はある。

徳川さんはほぼ封印状態。

封印された偉人は、主である私と繋がっている。

つまりは、私と徳川さんは繋がっており居場所が解ると言うこと。

そこに小野さんが居てくれたら嬉しいなぁ…。

「ん…?」

微かな音だが人に声。聞き覚えもある。

まさかっまさかっ…!!

茂みに隠れてこっそりと覗く。

そこには、徳川さんと小野さんが。

いたあああああああああ!!!

思わず動いてしまい気づかれた。迂闊。

バレたものは仕方がない。正体を現そう。

「徳川さん、小野さん、封印されてください!!

「に、逃げるぞ!」

あー、逃げられた。

だが追いかけてやる、滅多にないんだよまとめて封印。

「待って〜!!!徳川さん、小野さん、封印されてくださいー!!!」

森に逃げた二人を私も追った。





…この森は、東照宮の裏手の森か?

目的地が東照宮なのは間違いない。

しょうがない。先回りしよう。

「式紙よ、我に力をかしたまえ!!」

何枚かの式紙を投げ、大幣を翳す。

すると、みるみる竜巻のような形になり私を包み込む。

そして数秒後、東照宮に到着した。

速く来ないかな…。


「ハァ…ハァ…。…!!」

「お前は…!!」

東照宮の前にやって来たのはお目当ての二人。

徳川さんがスキルを使ったのは予想外だけど、絶対に封印したい。

私はそう簡単に諦める女じゃないから。

「待つくたびれましたよ。さぁ私にちゃちゃっと封印されてください!!」

封印するためなら、なんだってやる。

妖怪を使って捉えることだって_。

後ろでぎゅっと、九尾が眠る札を握った。

第十話 【ちょっと待てい!】 《沖田蘭》→←第八話 【あ、あなた様はっ…!!】 《安倍狐嫁》



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スピカル(プロフ) - おわりました (2017年6月8日 17時) (レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
スピカル(プロフ) - お久しぶりです!更新しますね (2017年6月8日 17時) (レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
嵩画鯉城(プロフ) - 平峰敦盛の中の人です。お久しぶりです。 (2017年4月18日 7時) (レス) id: 35923b5e78 (このIDを非表示/違反報告)
零兎(プロフ) - [壁]_-)お久しぶりです。誰か居ますか? (2017年4月17日 22時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
百合桜@チョロ松推し(プロフ) - スピカル@SPKLさん» あの、更新したいのでパス教えて頂いてもよろしいでしょうか? (2016年4月30日 22時) (レス) id: 29848ed227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スピカル@SPKL x他3人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年4月9日 20時

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