赤葦が壊れた

なんでや５ ページ6

あっっつい
背中にくっついてる奴のせいで暑っつい

え？真面目な雰囲気じゃない？
いや、もういいかなって


｢あ、今日の赤葦はひっつき虫〜？｣
｢白福さん...上に行けてなくてタオルとかの回収出来てないです...｣
｢はいよ〜｣


すみません、と通り過ぎた白福さんに声をかける


｢赤葦くん、暑いです｣
｢やだ、まだ木兎さん達来てないもん｣


白福さん来たでしょうが、と思うも力が強くなり何も言えなくなる。


｢A〜、っ！あ、あぁ赤葦か...｣
｢雀田さん･･･｣
｢赤葦のそのバージョンには慣れないわ...｣
｢白福さんは特に触れませんでしたよ｣
｢あの子は気にしてないというかなんというか...｣


苦笑いしている雀田さん。
そういえば用事があったのかな？と思い話を戻す。


｢仕事の話なんだけど｣
｢分かりました。
ほら、赤葦くん。部活始まるよ｣
｢今日のメニューは外周からなので体育館(ここ)使って大丈夫ですよ｣


いつも通りの赤葦くんに戻って外に出ていく。

ずっと立ってたから足痛いな


｢何回か見るけど、赤葦どうしたのかね｣
｢2年で副主将っていうのが重荷だったりするんですかね？｣
｢まぁ木兎みたいに試合中とかに出ないからまだマシか｣


あぁ、しょぼくれモード･･･
今は赤葦くんがモチベーション上げてるけど、前まではずっと放ってたらしいからすごいなぁって思う(小並感)



ちなみに最近の赤葦くんの状態を
"しょぼくれモードver.赤葦"
と名付けていたりする。

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