なんでや2 ページ2
「赤葦くん?どうしたの?」
「......つかれた」
消え入りそうな声で言った赤葦くん。
視線を左に移せば、黒のくせっ毛が目に入り頬には熱気が当たる。
うーん、熱中症なのかなぁ?
目線を前に戻し、この状況について考える。
軽く息をつくと赤葦くんの肩が跳ねたのが分かった。
「赤葦くんは熱中症っぽいので外行ってきますね」
そう言うと雀田さんが慌ててボトルと冷えピタを持ってきてくれた。
「やだ!!」
「ほあっ!?」
受け取ろうと腕を伸ばした時、耳元で大きな声が飛んできた。
「もうやだ!疲れた!
外行かない、このままでいい!!」
「あ、赤葦くん・・・?」
いつもと違う赤葦くんに周囲のみんなもザワつく。
とりあえず向き合おうとしたら腰に腕が伸びてきて動けなくなった。
「このまま!!動かない!!」
「わかった!わかったから!!痛い痛い痛い痛い!!!折れる!!」
体制が恥ずかしいとか思う前に目いっぱい力を込めてきた。
訴えたら少しは緩んだけど身動きが取れない。
854人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐の使い(プロフ) - 更新待ってます! (2020年3月31日 18時) (レス) id: 4133be2db2 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴいち - 久しぶりに見てみたら更新されてた!!安定の面白さwwランキングすごいですねー!!すぐに見つかりますww (2019年11月13日 18時) (レス) id: 67aafb287e (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです!亀更新ですがこれからも読んで頂けたらと思います! (2019年11月13日 2時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - いつも見てて面白いです!! (2019年11月1日 18時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - ミルクティと芥川さん» コメントありがとうございます!全てどシャットさせてしまいましたか...!従兄弟設定を急遽つけてよかったです!!走くんとは真逆のスピードで更新がんばります!! (2019年10月30日 9時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2017年12月26日 22時