13. 昼休みは ページ13
「はぁ...」
朝のSHRの独り言から数時間。
現在は昼休みで、教室はいつも通り、
わいわい賑わっていて
俺もエマと話ながら昼飯を食ってる
エマ「今度はどうした?、笑」
「エマさ、朝のSHRの俺の独り言聞こえた?」
エマ「え?何か言ってたっけ?」
「やっぱり聞こえてねぇよなぁ...」
エマ「何、何の話なの?」
エマはわからない、って感じの顔。
そりゃそうだ。何も言ってないから、笑
エマ「もう。本当なぁに?、笑」
「俺がね、すげぇ小さい声で独り言言った時、丁度和が振り向いてさ。目線が合ったんだよ」
エマ「へぇ...それで?」
「和の誕生日が近いなぁ、って考えたら、それが声に出てたみたいで」
エマ「...彼、地獄耳か何か?、笑」
「そう。エマにも聞こえてねぇはずなのに、怖くってさ、笑」
エマ「だからあの後も顔赤かったってわけね」
「そういう事」
こんな話をしてたら、
ガラッ、と教室のドアが開き
ふと、そちらを向くと和の姿が。
「あ、和だ」
エマ「あれ、珍しくない?」
「な。昼休みは智にぃと相葉くんと一緒に保健室で過ごすのに」
和はいつも昼休みは
クラスメイトの相葉くんと
保険医の智にぃと一緒に保健室で過ごす。
智にぃは、俺の兄ではないけど
翔にぃの幼馴染で
俺も小さい頃からしょっちゅう遊んでた。
だから、兄さん同然の存在なのだ。
ちなみに、和も一緒に遊んでて
智にぃと和は特に仲がいい。
和「あのおっさん...」
「何、智にぃと何かあった?」
和「いや、別に」
エマ「相葉くんは?一緒じゃないの?」
「あ、確かに」
和「相葉さんなら置いてきた」
エマ「置いてきたって、笑」
「犬かよ、笑」
和「あながち、間違いじゃないだろ?」
「否定は出来ねぇ...、笑」
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作者名：和希 | 作成日時：2018年6月25日 1時
