ハニートラップが得意な彼女【文豪ストレイドックス】

気持ち ページ21

Asibe




ベットを探していると，後ろから中也に抱きつかれた。





「どうしたの？まだ妾のキス，ほしいの？」





冗談のつもりで言った。だって今までのキスは妾が遊びとしてしたかっただけだから。



でも中也が答えたのは・・・







「あァ，手前のキスがほしい・・・」



と，妾の耳元で言った。これは普通に驚いた，まさか中也からしてほしいなんていわれるとおもわなかった。





「あら，中也，もしかして，妾に惚れちゃった？」




これもまた，冗談でいったつもりだった，でも中也は本気で，





「俺・・・手前のことが・・・好「一寸待って」・・・え」



多分，中也は妾のこと好きなんだろう，でも妾は「遊び」として，やってるだけ。


本当の恋には届かない。



だから中也の言葉を最後まできかないで，一寸と言った、




「ごめんなさい，中也の気持ちには答えられないわ，妾は遊び「それでもいい」・・・ん？」





「妾は遊びだから」と言おうと思ったら，今度は中也から言葉をさえぎられた。


それでもいいって，どういうこと？




「それでもいい，手前が遊びだとしてもッ，俺はッ，俺はッ，Aしか，愛せねェ」




今にも，泣き出してしまいそうな勢いで中也は言った。
妾は少しでも，中也が楽になればいいと思い，



「・・・いいわよ。その気持ちだけでも，受け取るわ，でも，本当にいいの？妾はいろんな男で
　遊んでるのよ，それでも中也は，本当に妾なんかを愛していいの？ほかにもっといい人，たくさ んいるわよ。」


そういうと，中也は，思わぬ発言をした。


「じゃあ，俺で遊んでくれよ。嘘でもいいから，俺を好きッて言ってくれっ」


妾はなぜか，とても悲しい気持ちになった。



それからは，中也と何時間もキスをして，自分の家に帰った。




妾は今日，決めたことが在る。


これ以上，中也といたら，中也を悲しませてしまう，



だから，妾は明日・・・




ポートマフィアを辞める。



そして，今度は，７年前に在った少年，否，川辺であった少年の所属しているところに，いこうと思っている。


妾は男で遊ぶ，女




ハニートラップの女だから。




ポートマフィアにいる５００人の部下には悪いけど・・・またいつか，絶対会うから。




ごめんね，中也



待っててね，虎の少年。



そして，元ポートマフィアの太宰さん。

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