NIGHT LIVE♪ ページ32
寛人目線
今日は待ちに待ったナイトライブの日。
Aと一緒に会場にお客さんを見ていると、いつもは緊張しないAの顔が強ばっていて、目を凝らして見てみると、この間吸血鬼に酷い対応をしていた薬屋の店主や野次馬していた人達が来ていた。
寛人「A、緊張することは無いよ。彼らもきっと、分かってくれるさ。」
そうAを元気づけようとしたけど、本当は自分が1番怖いと思っている。
それは、A達とは違う意味で...。
この間、イギリスの人達が吸血鬼に酷い対応をしていたのを見て、酷いなーと他人事で捉えている自分がいた。
でも、もし、俺もこの街に住んでいたら、同じように吸血鬼達をいじめていたのかもしれないなと思うと、すごく怖くなった。
それと同時にAが大変だった時に本当に支えてこれたのだろうかと不安にもなった。
でも、A達のライブが始まると、そんなことどうでも良くなった。
零くんと凛月くんと真緒くんがまだ浮かない顔のAを先導していた。
それに合わせてAの顔にも笑顔が戻ってきていた。
そして、緊張の瞬間。
Aがマイクを持って話し始めた。
A『こんばんは、皆さん。本日は夜にも関わらず、私たちのライブに来て下さり、本当にありがとうございました。本日は、伝えたいことがあってライブを開催させていただきました。』
ただ事ではないと感じたのだろうか。
観客たちも騒ぐのを止め、静かになった。
A『私は皆さんに言ってなかったことがあります。...私たち兄妹は吸血鬼です。』
会場がドヨドヨとざわめいた。
A『でも、私たちは基本的に血は吸いません。兄の凛月は少し吸ったりしますが、少量で大丈夫で、人が死ぬまで吸ったことはありません。』
『日本では、吸血鬼と人間が共生しています。今回出演してくれた真緒くんは人間ですし、私のマネージャーをしてくれている方も人間です。日光に弱く、昼間は眠いなどのディスアドバンテージはありますが、それでも仲良くすごしています。』
『仲良くして欲しい...とまでは言いません。でも、同じこの地球に住む仲間として人間の不利になるようなことはしないと約束するので、どうか、皆さんも吸血鬼を受け入れて欲しい。...そう思って今回のライブを企画させていただきました。』
シーンとしている会場でAが唇を噛んで下を向いたのがわかった。
すると...
...to be continued
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柊海翔(シリアスメーカー)(プロフ) - ありあさん» 応援、ありがとうございます！！私もボカロ大好きですw (2020年1月19日 19時) (
レス) id: ddc2b0f40b (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - 私の好きなボカロ！嬉しい！←(誰も聞いてない)更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年1月19日 15時) (レス) id: fe45e00a90 (このIDを非表示/違反報告)
柊海翔(シリアスメーカー)(プロフ) - ミイミさん» ありがとうございますm(*_ _)m！！コメントめちゃくちゃ嬉しいです！！続き、早めに出せるように頑張ります！！ (2020年1月12日 11時) (レス) id: ddc2b0f40b (このIDを非表示/違反報告)
ミイミ - めっちゃ面白いです！続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月12日 11時) (レス) id: e9ee101e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊海翔 | 作成日時：2019年12月23日 1時
