Blue-01 ページ1
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気がつくと俺は真っ暗な闇の中にいた。
右も左も、上も下も分からない暗闇の中に。
「おとーさん、おかーさん……」
呼んでみても返事はなく、自分の声が響くだけ。
「……ふえっ」
怖さで涙が溢れてくる。
「にーちゃんっ! ねぇちゃんっ!」
さっきより大きな声で呼びかけてみても、やはり返事は返ってこない。
不安で寂しくて、ポタポタと涙が頬を伝う。
するとかすかに遠くから声が聞こえた。
『……っちだよ』
「だれかいるの?」
俺は暗闇の中をその声だけを頼りに走り出した。
『こっちだよ』
さっきよりも声がはっきりと聞こえる。
暗闇の中にうっすらと光る青いライトを見つけた。
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白星(プロフ) - *ゆうらまる*さん» コメントありがとうございます。 私の気持ちをまとめただけだったのに、共感していただけてすごく嬉しいです💕 (2022年8月26日 11時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - すごく感動しました!私達が言いたいことや感謝したいことをそのまま言葉にしてくれて…ありがとうございます。本当に感動しました! (2022年8月24日 9時) (レス) @page11 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 雪那さん» いえいえ。 こちらこそありがとうございました (2022年8月21日 16時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - すみません💦ありがとうございます。 (2022年8月21日 16時) (レス) id: 956d4fad93 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 今回は返信しましたがここは感想を書く場所ですので、今後こういった問い合わせはボードの方へお願いします。 (2022年8月17日 13時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年8月13日 23時