結局の所、君はさぁ [ 国見英 ] (ページ29)

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番外編:今日は日が落ちる頃に会えるの？ページ29

国見視点

及川さん達が卒業して、その次に矢巾さん達が卒業して、俺達の代も卒業を果たして大学生活をエンジョイしていた。

結局、春高にいけたのも、烏野を「落ちた強豪飛べないカラス」なんてほざけてたのは最初の一年だけだった。

国見【及川さんに見せる顔が無いです】

岩泉【アイツアルゼンチンだから、顔は見れないべ】

国見【 … 】ムスッ

岩泉【心配すんな、人の努力を馬鹿にする程アイツはバカじゃねェ】

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国見「 …戻りたい」

大学生活は何も楽しいことばかりじゃない。
単位も取らないとだし忙しい。その癖毎度毎度飲み会も多い。バイトもしないといけないし、将来についても考えないといけない。

だからか自然とあまり佐倉とは会わなくなった
俺と佐倉の授業は朝とか昼だけだから暇なのは夜だけ、必然と夜に会うことが多くなった。

けれど、一般的に夜に会う、というのはあまりいいイメージは無い。
この前会った時に言われた一言

　【別れる？】

喧嘩したとか、ノリとか、そういうんじゃなくて、ホントにマジなやつ。
唖然とした。心のどこかでずっと一緒だと思ってたから。

けど、佐倉はそうじゃなかった

国見「戻りたい… 」

国見「 (けど、戻れないんだよなぁ…) 」