タタは可愛いけどテテはうざい。4

初対面 ページ26

"ねえ！本当に連れてくるよ？キムテヒョンを！！"

"はいはい、夜ご飯は何食べる？"

"じゃあコンビニでたくさん食べ物買ってて。ゼリーは絶対に忘れずにね"



ここまできたらなんか馬鹿にされてるみたいでイラついてくる。



「まだ信じてないよ」

TH「本当に大丈夫なの？」

「とにかくコンビニでたくさん食べ物買ってって言っといた」

TH「なぜ？www」

「夜ご飯それでいーやー。テヒョン日本のコンビニ好きでしょ？」

TH「え、あ、うんwww好きだよ？www」



なぜか隣で爆笑しているテヒョン。何が面白いの。聞くと「コンビニにツボった」って。

ツボ浅すぎだろ。



「いーっぱいコンビニのもの食べなよ。ちゃんとみかんゼリーも頼んでるから」

TH「はい！もう食べまくりますっ！！www」



そしてついに到着した我が家。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

『はーい…え！？』



インターホンを押すと、お父さんの驚いたような声。するとすぐあとにダダダ！っと走ってくる音が。



父(誰だ！？)

(ちょ、そんな勢いよく開けないでよ！危ないでしょ)

父(それよりも後ろの男は誰だ！)



震える手でテヒョンを指さすお父さん。思いっきり不審者扱いじゃん。



TH(あの、はじめまして！ぼくは、キムテヒョンです！)

父(キムテヒョンってキムテヒョンか！？)

TH(は、はい！キムテヒョンです！)



テヒョンとお父さんが日本語で会話しているというなんともシュールな画。



父(A！もしかして本当に…！！)

(言ったじゃん。なんで信じてくれなかったの)



「と、とにかく入れ」と言われ二人で部屋にあがる。



TH(お、おじゃましま…す)



三人でテーブルの椅子に座ると、シーンとした沈黙。テヒョンは目の前にあるみかんゼリーとお父さんをチラチラ交互に見てて、なんともおかしい。

そして長い沈黙を破ったのはお父さんだった。



父(その、二人は付き合ってるのか？)

(うん。高二の時から)

父(そんな！？)



こんなに驚いてる姿初めて見たわ。

それを見ていたテヒョンは、自分も何か話さなければとあたふた。



TH(あああの！食べもの、ありがとうごじゃいます)

父(おお…えと…たくさん食べなさい)

TH(は、はい！！)



意外とイケるかも…？

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