タタは可愛いけどテテはうざい。4

インスタ映え＿TH side＿ ページ25

A「来たよ」



その声に顔を上げると、相変わらずオシャレなAがいた。

久しぶりのデート＆お父様に挨拶ということで、楽しみと緊張だけで待っていたこの日。

ついに来たっ！おっしゃ！！



「ちゃんと挨拶できるかな」



だけど、失礼のないようにちゃんと会話ができるか不安。Aのお父様には嫌われたくない！！



A「とりあえずさ、お腹空いたから昼ごはんでも食べようか」

「そうだね。何食べる？」

A「テヒョン写真撮るの好きでしょ？なんかレトロな感じのカフェに行かない？」

「それいいね！いこっ」



写真好きなとことか何気やっぱ俺たちって気が合うんだなって思った。

そしてやってきたところは、レトロな古民家風のカフェ。雰囲気100点！！！



A「わ、おいしそう」

「うまそう…！食べよ食べよ！」



しかも運ばれてきた料理も見た目よし！写真撮って、食べてみると…うん！味もよし！



A「テヒョン、あんたインスタ映えするわ」

「ん？ホント？それはよかった」



Aってインスタしてんのかな。ならフォローしたいんだけど。ま、それはあとから聞くということで…



「次は〜デザートデザート〜♪」



やっぱデザートは絶対！！

俺とAはそれぞれ違うパフェを頼んだ。



『お待たせしました』

A(わ、可愛い…！)



運ばれてきたパフェを見て、写真を撮り始める完全女の子の姿。

可愛すぎだろwww



A「なに」



真顔に戻られましたはい。切り替えはんや！



「Aってさ、ホワイトデーの時もそうだけどさ、可愛いもの好きなんだね」

A「悪い？」

「いやそうじゃなくて、女の子なんだな〜ってw」

A「ふーん。テヒョンのもおいしそう。ちょうだい」

「どーぞw」



ふふwどうせなら…



「はい、あーん」



食べてくれるか少しドキドキしながら、Aの口へとスプーンを持っていく。

すると…



A「……うま」

「あ、食べた」



ふっつーに食べたぞ。

うんうんと頷ぎながらモグモグ口を動かしちゃって。

ハムスターかよw



「そんなにおいしい？w」

A「うん、激うま。私のも食べる？」

「うん！食べる！」



すると俺と同じように、パフェを食べさせてくれた。…幸せすぎるっ！！



(おいひぃ〜♡)



やっぱりAといると自然と笑顔になれるな。

まだ緊張するけど、これからの二人のためにも頑張ろう。

初対面→←インスタ映え

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す