第三十五章 ページ35
〜ローゼマイン〜
ヴィルフリート｢ローゼマイン！一人で行こうとするな｣
ローゼマイン｢わたくし、クレイン……ルードヴィッヒ伯爵とお話しがしたいのですが｣
ヴィルフリートが側近の一人にクレインを連れて来るよう指示を出した
そう遠くにいなかったクレインはすぐ見つかり、声をかけられると何やら話し込んで、側近が一人で戻ってきた
顔面蒼白で
クレインはとても、とっっても忙しいらしく、挨拶に来られないことを心苦しんでいた、と伝言が付いていた
………まさか脅迫した？
領主一族の側近の弱味握れるなんて、クレイン怖っ！
神官長とはまた違った怖さ
ということはだよ、私のことも当然知ってるわけで……
敵に回したらヤバそうだな
そうならないように、私の魔力圧縮法を教えるからと契約魔術で縛ったほうがいいかも
授与式の後は昼食で、その後は貴族達による社交が始まるけど、私は神官長に部屋に戻るように言われた
戻る前に子供部屋に顔を出す
午後は神官長の執務室に行き情報提供者にお礼を支払う
ギリギリまで詰め込み授業を行い、貴族院に旅立つ日が訪れた
これからしばらくAに会えないのか
神官長が融通利かせてAを見送りに来させてよ
フェルディナンド｢奉納式までに全ての試験に合格して戻ってくるように｣
ローゼマイン｢あのー。奉納式は冬の半ばですよ？｣
フェルディナンド｢仕事が溜まっていく中、一体何のために短期集中講座を行ったと思っている？｣
ローゼマイン｢この勉強はご自分のため、と仰いましたよね？｣
フェルディナンド｢そう、自分のためだ｣
ローゼマイン｢まさかこの場合の自分って、フェルディナンド様のことですか！？｣
胡散臭いほどのキラキラした笑顔を浮かべた神官長は
フェルディナンド｢君ならば出来る、と、私は信じている。出来るだけ早く試験を終え、余計なことを仕出かす前に必ず帰ってくるように。返事は？｣
私も答えを明言するのは避けて、笑顔だけを向けると転移陣に乗り込んだ
というか！しれっと嘘つかないでよね
Aが仕事を手伝ってくれたおかけで、ほとんど仕事終わってたじゃん！
目の前がぐにゃりと歪み、何度か瞬きすると、見送りをしてくれた面々はいなかった
コルネリウス｢貴族院エーレンフェスト寮へようこそおいでくださいました。ローゼマイン様｣
ここはもう、さっきまでとは別の場所なんだと、ハッキリ理解した
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しぐ - 夢主の為に頑張ってるロゼマちゃん可愛い､､､ (10月8日 22時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - いめさん» コメントありがとうございます！かなり割愛してオリジナル要素強めなので、ファンの方々に気に入ってもらえるか不安でしたが、ちょっとだけ自信つきました！ (9月20日 22時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
いめ - スートリーマジ面白い!!!続き楽しみにしてます!!!!!!!☺️ (9月20日 16時) (レス) @page26 id: c5e07d1bd0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - しぐさん» コメントありがとうございます！自分が書きたいものを書いてるだけなのに、そんなに言ってもらえると嬉しいです(/// ^///) (9月17日 23時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
しぐ - ストーリーがとても面白くて好きです!!!貴方は天才ですか?（笑）更新楽しみにしてます! (9月17日 23時) (レス) @page23 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2023年7月1日 0時
