5.優しさ ページ7
Aside
ガラっ…
『…なにこれ』
部屋に帰ってきたはいいけど……
なんでアヤトが私のベッドで寝てるわけ?
『全く…』
アヤトをよく見てみる。
『…傷、治ってよかった……』
…本当はアヤトと喋りたいけど、それはダメだよね。
『暴走が止まったら、またいっぱい喋ろうね』
私はアヤトの頭を撫でて、部屋を出た。
『あ…』
そういえば、この前コクリアで戦ってた時にマスク壊れちゃったんだっけ。
『ウタさんのとこ行こうかな』
今日中には行かないと。マスクは早く作りなおしてもらった方がいいからね。
「A」
『ん?…あ、金木くん』
廊下を歩いていたら、ばったり会った。
カネキ「…最近、どう?体は大丈夫なの?」
『…うん、…まだ暴走止まんないけどね』
カネキ「大丈夫じゃないじゃん…。…もし何かあったら言ってね。僕はいつでも相談に乗るよ」
『ありがとう…』
やっぱり金木くんは優しいな…。
カネキ「…ねえA。」
『なに?』
カネキ「…好きだよ」
『え』
え?!今なんて言った?!
『え、い、今金木く…』
カネキ「うん、好きって言ったよ、Aのこと。」
『っ…』
告白2回目じゃんっ…!?
カネキ「Aが僕のこと好きじゃなくても、僕は今でもAのことが好きだよって、言いたかったんだ。」
『え…』
カネキ「だから、僕はずっと君を守るよ。君に何かあったら、すぐに君のとこに行く。何かあったら、相談に乗るから。…たとえ恋人じゃなくても、それぐらいの事は僕にもさせてほしいんだ。」
『金木くん…』
君はどうしてそんなに優しいの?
『…ありがとう』
私はその言葉しか言えなかった。
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ぼのrin(プロフ) - 金木ハイセアヤトただ大好きな人さん» はい!最近サボり気味だったので…;;;;更新頑張ります(*´-`*) (2016年8月21日 17時) (レス) id: e76ea2593f (このIDを非表示/違反報告)
金木ハイセアヤトただ大好きな人 - ぼのrinさん» いえいえ!更新待ってますよ! (2016年8月21日 17時) (レス) id: 81e290e151 (このIDを非表示/違反報告)
ぼのrin(プロフ) - 金木ハイセアヤトただ大好きな人さん» コメありがとうございます!うわぁめちゃ嬉しいです~(。ノω<。)ありがとうございます(*´-`*) (2016年8月20日 4時) (レス) id: e76ea2593f (このIDを非表示/違反報告)
金木ハイセアヤトただ大好きな人 - この小説大好きです! (2016年8月18日 0時) (レス) id: 81e290e151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぼのrin | 作成日時:2016年6月4日 13時