【おそ松さん・ホラー】もう、何も奪わないで･･･。

【間違イ】 ページ34

トド「十四松兄さんは、間違ってる････!!!!!」









トド松がそう叫ぶ。







十四「なんで？どうしちゃったのトッティ？可笑しくなっちゃった？」






十四松兄さんの顔は笑ってない。







トド「可笑しいのは、十四松兄さんの方だ････!!!!!」






十四「･･･どうして？」



トド「傷付けないでやってよ。Aの兄さんなんだから。」






十四「おれは、一松兄さんとトッティを傷付けたバケモノが許せない。今はAの兄さんじゃない。バケモノだから。」








トド「僕たちは大丈夫だから････。」


十四「どこが大丈夫なの？肩、そんなに血が溢れて･･･。大丈夫なわけないよね？」






トド「うん、実際は大丈夫じゃない」



十四「ほら!大丈夫じゃないなら無理しないの!!結局無理してるのトッティの方じゃん!!!」





トド「いや、無理してるのは十四松兄さんだよ。」






十四「････なんで？」



トド「学生のころ････一松兄さんがﾓﾌﾞに殴られた事あったじゃん？」


十四「うん。」



トド「十四松兄さんは、ﾓﾌﾞを殴ったでしょ？」


十四「うん。」



トド「その後は？」



十四「･････」



トド「その後の記憶、ある？」







十四「･････無い」







トド「だよね。実はあの時、十四松兄さんは瀕死状態だった。」






十四「･････」



トド「生死の世界をさ迷ってたの。」



十四「･････」







トド「あの時、瀕死状態で済んで、今回はどうなると思う?!!」






十四「･････死ぬかも知れない」







トド「じゃあ、僕が言いたいこと分かるよね？」






十四「･･･････!!!」







一「俺たちも、戦う、から、さ･･･。」


十四「いっ、一松兄さん!!無理しないでよ!!!」


一「じゃあ黙って十四松やトド松が死ぬのを見てろってか？んなの、死んでもごめんだね。」





十四「･････」



トド「みんなで、戦おうよ････。」



十四「トド、まつ･････」







トド「死ぬときも一緒なら、怖くないでしょ････??」









一「ぁあ、死ぬときも一緒だよ。絶対に。」









十四「み、んな･････!!!」







十四松は思わず、泣き崩れた。

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