◆ハルキの告白 ページ41
図星なのか、顔を俯かせたユキジ。だがそれでも、ハルキは言葉を続けた。
ハルキ>お前がそう考えるのも、わからなくはない。だがそれだと、お前はずっと独りになる。
ユキジ>・・・・・別に、構わない。
ハルキ>俺が構う。
ユキジ>・・・なんで?
ハルキ>もうお前を独りにはしないと、決めたからだ。俺だけじゃない。ヒカルも、ムラクも同じだ。
ユキジ>だから、なんで・・・?
ハルキ>お前が・・・ユキジが好きだからだ。
ユキジ>・・・感情論かよ。
ハルキ>そうかもしれないな。最初はただ、危なっかしいお前を守りたいと思った。だがいつも逆で、守られてばかりだった。そんなお前にも弱い所があって、余計に守りたいと思った。
ユキジ>・・・それ、ただの勘違いだろ。私を守りたいって気持ちが、好きって気持ちと勘違いしてるだけなんじゃ・・・。
ハルキ>俺も、そう疑わなかった訳じゃない。でも違った。守りたいと思ったのは事実だ。だが知れば知る程、もっとお前を知りたいと思った。離れれば離れる程、もっと傍にいたいと思った。お前がヒカルやアラタ、サクヤ・・・他の男子と仲良さそうにしているのを見て、嫉妬もした。
ユキジ>・・・ハルキが?
心底、意外だと言いたそうな顔をする。
それもそうだろう。普段のハルキからは、そんな風に嫉妬心を持つ事・・・独占欲のような感情を持つ事すら想像できない。
ハルキ>ああ。俺が、だ。ヒカルがWTSDから回復した時、あいつに抱き着いただろう?
ユキジ>え?あ・・・。
そう言えばそんな事もあったな。と、今更ながらに思い出す。
ハルキ>あ、あの時が、その・・・一番強く、嫉妬した・・・。
恥ずかしそうに告白したハルキに、思わず目を見開く。
そんな前から・・・?
ハルキ>・・・・・ユキジ。
ユキジ>な、なに?
ハルキ>お前が好きだ。一緒に罪を背負っても構わない。巻き込まれてもいい。ユキジの傍にいたい。友達や仲間としてじゃなく、ひとりの男として。
ユキジ>・・・・・14歳の言う台詞か?
ハルキ>う、うるさいな!俺だって、どう言うのが適切なのか、その・・・わからないんだ・・・。
そう言いながら頬を赤らめるハルキが、妙に可愛いと思うのは・・・ユキジだけなのだろうか。
ユキジ>まあ、ハルキが言いたい事は伝わったけど。
ハルキ>なんでお前は冷静なんだ・・・。
ユキジ>そうでもない。
ハルキ>え?
ユキジ>・・・だから、お前が思ってる程・・・私も冷静じゃ・・・ない。
ハルキ>え・・・。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
108人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいな(プロフ) - コメント失礼します!初めから読みました!ハルキ推しなので気になります! (2020年3月25日 3時) (レス) id: 24304f577c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 期待しています 輝け進め 楽しみにしてます、 (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ムラクルートもう読める状態なんですか (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪向日葵 - はじめまして、ミカサさんの作品は1から読んでます。貴方の作品を読んで私は明るくなりました感謝してます。また帰ってきてください! (2017年12月23日 12時) (レス) id: 32b9ad8a80 (このIDを非表示/違反報告)
夢月花(むつきはな) - はじめまして、夢月花(むつきはな)といいます。ミサカさんのダン戰作品はずっと読ませてもらってます!!続きを楽しみに待っています!! (2017年8月14日 21時) (レス) id: e5a665e7f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2013年12月26日 17時