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『え、や、山田くん!駅通り過ぎたよ!』
涼介「はい、知ってます。」
『え?ちょ!どこ行くの!』
涼介「先輩の最寄り___駅でしたよね?家まで送ります、女の子を1人で返す訳にはいかないし」
『お、女の子って…おばさんをからかわないでよ、降ろして山田くん』
そう言った時、山田くんの表情が突然曇った
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降ろして欲しい申し訳ない、という気持ちでいっぱいなのに車はどんどん進んで行く。
そして表情を曇らせた山田くんの口が開いた
涼介「先輩ってなんで予防線貼るんですか、俺先輩のことほんとに可愛いって女の子って思ってるのに。」
『……からかわないでってば、』
涼介「……からかってないって言ったら?本当に好きで、困っちゃうくらい俺のこと好きになって欲しいって思ってたら?」
『……分かんないよ、私ね好きが…分からないの。』
ううん。本当は好きだけじゃなくて、全部全部自分の気持ちが分かんない。
いい歳して子供じみたこと言っておかしいよね、
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涼介「………じゃあ、好きって気持ちがどんなのか分かるように頑張るから、だから付き合って欲しいです。」
『え、っと』
運転してずっと前を向いている山田くんとは目があわないまま、私だけが山田くんを見つめて
山田くんの喉仏が少し動く度に、その緊張が私にまで伝わって
そんな山田くんの姿が誤魔化してちゃいけない、向き合わなきゃってそう思わせた。
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すみこ(プロフ) - mioさん» 本当です!いつもありがとうございます!頑張ります〜! (2020年6月29日 10時) (レス) id: f6ad1ac4b2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - えぇ!!ほんとですか!そんなこと言ってもらえてすごく嬉しいです!私もすみこさんの書く小説に癒しをもらってます!ありがとうございます!^ ^本当に嬉しいです!この先もまたどうなるのか楽しみにしてます!! (2020年6月28日 1時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!いつもありがとうございます!もはやmioさんのために書いてると言っても過言でないくらい支えられています…ありがとうございますほんとに! (2020年6月28日 1時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - いや〜、もうほんと好きです!もうほんとに好き、この言葉しか出てこないです笑なんて言うんだろうなぁ…。ニヨニヨが止まりません笑これからも楽しみにしています! (2020年6月21日 0時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!ありがとうございます、近日中に更新したいと思います長らくお待たせしてすみません!焦れったいお話好きなんです…笑笑 (2020年4月17日 17時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみこ | 作成日時:2020年2月16日 18時