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二話目 ページ3

料理をしながら待っていると、微かに声が聞こえた気がして火を止めてそっちへ行った。

「…んぅ?」

部屋に入ると、頭にハテナを浮かべた状態できょろきょろしていた。

そうだよね!!起きたら、ここどこ!?って感じだよね、ごめんね!!(必死)←


『…おはよう、今ご飯作ってるんだけど食べれる、かな?』
「…!?い、いや、僕なんかにご飯なんて。。」
『僕なんか、とか言わないの!食べたいか、食べたくないかでいいんだよ?』

優しい声でにこり、と笑いながら私がそう言うと、黙り込んでしまった。

『無理、しなくていいんだよ?』
「ぁ、大丈夫です、…食べても、いいんですか?」

なんて、遠慮気味に言うから

『うん、もちろん。…こっち、おいで!』

そう言ってご飯を作っていたところへ戻る。

『ここ、座ってて?』

席をひいてこっちこっち、とするとすっと座った。

『よいしょ、…ん、はいどうぞ。』

作った物を皿に盛り付け、机に置いた。

『お腹いっぱいになったら残して大丈夫だから好きなだけ食べてね!』
「はい!」

わくわくした様子で目をキラキラと輝かせている。これ、そんなに珍しいものだっけ?

『あ、というか、それとらないの?』

頭についてるなんか…黒いベールみたいなやつ。顔とか隠れちゃってるし。。

「あ、、」
『取りたくないのかな…?なら、大丈夫だけど、、』

顔とか見られたくないのかもしれないし。
私も、髪と目の色変えて過ごしてるし。

まぁ、これは人間の前では、だけど。

それで、このこと似たようなもの、いや色違いかな?を顔につけている。

「…はい、」
『じゃあ、こうしたらどうかな?』

あのあれだよ。口元だけ出るようにくるん、ってしたの、うん(語彙力)

「…!!ありがとうございます、」
『いえいえ、じゃあ食べようか。』
「あ、じゃあ、いただきます…。」

そう言って、手をパンって叩いた。

『…なにそれ?』
「え、知らないんですか?」
『うん、知らない。人間のご飯を食べる前の挨拶、みたいなもの?』

初めて見たんだけど!!(´。✪ω✪。`)

「はい、そうですよ。」
『そっか、教えてくれてありがとう。』

ちゃんと美味しいかが気になってふとちらり、と彼の顔を見てみると

黒いベールでほとんど見えない所はあれだけど、ほっぺたがうっすらピンク色で周りに花が咲いているような感じがした。


...この子、絶対可愛い(確信)

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:$@不定期更新 | 作者ホームページ:ありません。  
作成日時:2019年3月6日 1時

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