#12 ページ12
so「メンバーとゲームして俺が最下位だったから、罰としてどっかでバイトって事で。」
「...物凄く、偶然ですね...。」
再度スマホを見ると、いつの間にかそうまくんが友達になっていた。
生活費を稼いでいる、とか言う真面目な回答では無く、気の抜けた回答が余計騎士A感を出す。
本当に...そうまくん、なんだ。
しみじみと感じる。
黄のオーラが、
「握手...とか、」
so「あ、良いよ〜。手、出して。」
そうまくんの手は、
so「はい、(ギュッ)...Aの手、ほぼ骨じゃん、細っ。色も白い...A、絶対引きこもりだろ(笑)」
大きくて、
暖かくて。
so「Aごめん、後ろの人来ちゃったから...LINEで話そうね。バイト終わったらすぐ連絡する。」
忘れられないものになった。
「会えて良かったです...これからも活動頑張ってください。応援、してます。」
so「ん、ありがとう(笑)」
それだけ残して、会計をして、店を出た。
急に現実に戻された、変な感じがして瞬きを数回する。
まだ興奮が収まらずにドクドクと心臓が脈打っている。
LINEを開くと、一番上に『souma.』と書いてあった。
「ｯあ、すみません...、」
歩きながらスマホを見ていたせいで前にいる人とぶつかってしまった。
?「ごめんなさい!僕も前見てなかったから...怪我無いですか!?」
中学生くらいの、キラキラした目をした男の子。
「大丈夫です...。」
?「じゃあ良かった!」
急いでいるのか、そう言うなり僕の横を風の速さで通り過ぎていった。
見たことあるような...無いような...。
こんなに曖昧な記憶じゃ何の宛にもならないと思い、すぐ他の事に気を向ける。
てるちゃんがInstagram更新していたような、
Instagramを開き、てるちゃんのアイコンをタップする。
「...え、」
思わず声を出す。
足を止めて、
理由はこの1枚の写真。
そうまくんがさっきのお店の制服を着ててるちゃんとピースをしている2SHOT。
背景はちゃんとお店。
てるちゃんもさっき居たお店に来ていた、と言う事。
興奮倍増で顔が真っ赤になった...と思う。
手で耳を触ると熱くて、早く家に帰ろうという気持ちが一層強くなった。
何故か知らないけど。
早足で人混みの中を進む。
引きこもりだけど、人混みはそれ程苦手ではない。
だから行ける場所が限られる事は無い。
天を仰ぐと、太陽の光がサンサンとしていて思わず片目を瞑った。
日中はキツイって...。
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花音(プロフ) - 初めまして!私も同じ気持ちです( ＴДＴ)ゆっくり休んで下さいね( ；∀；) (2022年5月17日 15時) (
レス) @page26 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 私もです…(´；ω；｀) 受け入れられる気がしないです… (2022年5月16日 20時) (レス) @page26 id: 32504c8e03 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - どタイプです。さいこうです。ありがとうございます😭 (2022年5月14日 10時) (レス) @page24 id: e34a02d390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫騎。 | 作成日時：2022年4月16日 11時
