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『そんなバタバタしないで下さい』
「じゃあ手を離しなさい」
『埃がたちますよ』
「聞けって」
距離を離そうとする手を、
彼は、はいはい、と言いながら優しく握った。
すると、彼女は不思議と静かに。
「.....もー...」
『ふふ』
彼はまた満足そう。
『貴女はいくつになっても、少女の様ですね』
後ろから抱き締める。
彼女は彼の胸にすっぽりと納まってしまうのだ。
「....何よ、子供っぽいって事？」
『そう言う事ではなくて』
「違うの？」
少し振り返って、彼の顔を伺う。
長くて綺麗な睫毛が揺れた。
『本当に可愛らしいと言う事です』
自分を見上げる彼女があまりにも愛しい。
そんな彼女に頬へのキスを一つ。
「....いつも貴方に流される」
『流されれば良いじゃないですか』
「悔しいじゃない」
『反撃は大歓迎ですよ』
「.....」
彼女は、彼のクーフィーヤを引っ張った。
するし、とそれは落ち、彼の綺麗な銀髪が露に。
そして、
『うわッ』
ぼふん、と。
彼が後ろに倒れ、寝台が軋んだ。
「反撃」
『.....びっくりした』
「ふん」
彼の腹の上に彼女が馬乗りに。
下克上だろうか。
『どうですか』
「何よ」
『良いですよ、今日は逆転しますか？』
上半身を少し起こして、彼女の足に手を置く。
そして、その手は服の中に。
「ちょ、」
『試してみるのも悪くないでしょう』
足から腰へと、手を滑らせた。
ゆっくり、優しく触れて彼女を煽る。
と、
「落ち着きの無い手ね」
彼の手を払い、両手を取って押さえつけた。
「分かった。今日は私が上」
そう言って、彼の腹の上で身体を倒す。
彼女の柔らかいそれが彼の身体と合わさる。
『流石』
今日は、邪魔者は皆寝ていますよ、と。
『貴女のお好きな様に』
余裕な笑みを浮かべる彼に、
眉をしかめながら一言。
「その顔、すぐに崩してやる」
と。
続く (更新停止中)
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美波(プロフ) - 藤さんが書かれる作品どれも大好きです！ (2018年8月31日 3時) (
レス) id: c5c29d712e (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - ぱふぃさん» ありがとうございます！これからも応援よろしくです（*＾＾*） (2017年9月8日 16時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぃ(プロフ) - 更新待ちわびていました！大好きなシリーズです。無理せず、これからも更新頑張ってください(●´ω｀●) (2017年3月29日 21時) (レス) id: 218c9ce832 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - 聖菜さん» 遅くなってすいませんでした！！これからもよろしくです！ (2017年2月25日 11時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
聖菜(プロフ) - 更新待ってました！！！！！！！！！これからも頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2017年2月21日 0時) (レス) id: face21115d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤
| 作成日時：2014年4月27日 18時
