私が選んだのよ。 ページ23
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『......あのー...』
「ふふ、もうピスティ見えないわねー」
残された二人は、
ピスティが走って行った方向をジッと見ていた。
『....あの子は一体......』
「可愛いわよね。ふふふ」
『.......何か知ってますね』
「んー?」
『....ちょっと、』
「いや、だってあの子がね、」
疑わしい目で彼女を見ると、
彼女はそんな彼が面白可笑しくて。
「貴方が言ってくれたプロポーズをね、」
ニヤニヤしながら彼に言った。
『.........え?』
「聞きたがってたから」
『え.......?言っ......?』
「ふふ、教えてあげちゃった」
彼の顔色が、どんどん青ざめた。
『なっ....!!にをしてくれてんですか貴女は...!?』
「いいじゃない、ふふ」
『ああもう!!恥ずかし過ぎて!!!ああああ!!』
「落ち着いて」
『無理ですから!!!』
今度は真っ赤になって大声を上げて、
姫はそれをケラケラと笑う。
『だから......素敵とか.....言ってたんですか....』
「そうね」
『あー...........』
ジャーファルは、その場にしゃがみ込む。
『大体.....私はそんなに素敵でもないですし....』
「......」
『それに格好良くもないですよ』
「.......」
『全く......あの子は.....』
「あら、そんな事ないじゃない」
ジャーファルが溜め息を吐いた途端、
割り入る様に、Aは言った。
『......え、』
「だって、貴方はこの私が見定めた男よ」
彼女の綺麗な顔が、
艶美に微笑み、彼に言う、
「私が選んだのだから、良い男に決まっているでしょう」
見惚れるほどの視線で言われては、
流石の彼も、
素直に照れてしまうのです。
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美波(プロフ) - 藤さんが書かれる作品どれも大好きです! (2018年8月31日 3時) (レス) id: c5c29d712e (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - ぱふぃさん» ありがとうございます!これからも応援よろしくです(*^^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぃ(プロフ) - 更新待ちわびていました!大好きなシリーズです。無理せず、これからも更新頑張ってください(●´ω`●) (2017年3月29日 21時) (レス) id: 218c9ce832 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - 聖菜さん» 遅くなってすいませんでした!!これからもよろしくです! (2017年2月25日 11時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
聖菜(プロフ) - 更新待ってました!!!!!!!!!これからも頑張ってください!!楽しみにしてます! (2017年2月21日 0時) (レス) id: face21115d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤 | 作成日時:2014年4月27日 18時