新しい日々 ページ12
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それから月日は流れて...._________
『シンドバッド王』
王室の、王座に座る王の前に
白銀の髪を揺らし、いつもの冷静さを装う彼。
『はは.....、どうしたのジャーファル』
そんな好青年に臆しているかのように、
顔を青くしている国王である。
『今の今までどちらへ』
『.....えー?』
『今までどちらへ』
『........まあ、うん』
『.....禁酒期間を延長でしょうか、これは』
『アアアアアアッ!!!無し!今の無し!!!』
蔑むように王を見る政務官。
時に鋭い目つきになる彼は、王にとって恐怖。
『嫌なら、さっさとこの山を片付けて下さい』
『......だって...』
『言い訳したらガチで縛り付けますね』
『さーて王様頑張っちゃおっと!!』
冷や汗を流しつつ渋々手を動かしだす王。
それを見て、溜め息を溢す政務官。
こんな光景は何度見てきたでしょうか。
______と、そんな時、
『ん?』
シンドバッドは、扉に小さな影を見た。
誰かが、こちらを覗いているようで。
『.....、おや、これは』
それを見て、
シンドバッドは笑顔に変わった。
『ジャーファル、扉を開けてあげなさい』
『?何......、.....あ、』
ジャーファルも、
目に捉えた瞬間、柔らかく笑った。
『なんて、可愛らしいんでしょうね』
そう言いながら、扉へ向かい、
少しだけ重い扉を開けてあげると、
『そんな所に隠れていないで、こちらへおいで』
ジャーファルは、その小さな体を抱き上げて、
静かにまた扉を閉めた。
そして、再びシンドバッドの元へ足を運んだ。
シンドバッドは一度手を止めて、
満面の笑みでその子を迎え入れた。
『これはこれは、また可愛い子が来たもんだ』
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美波(プロフ) - 藤さんが書かれる作品どれも大好きです! (2018年8月31日 3時) (レス) id: c5c29d712e (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - ぱふぃさん» ありがとうございます!これからも応援よろしくです(*^^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぃ(プロフ) - 更新待ちわびていました!大好きなシリーズです。無理せず、これからも更新頑張ってください(●´ω`●) (2017年3月29日 21時) (レス) id: 218c9ce832 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - 聖菜さん» 遅くなってすいませんでした!!これからもよろしくです! (2017年2月25日 11時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
聖菜(プロフ) - 更新待ってました!!!!!!!!!これからも頑張ってください!!楽しみにしてます! (2017年2月21日 0時) (レス) id: face21115d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤 | 作成日時:2014年4月27日 18時