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明石side
「「「銘！」」」
「「銘ちゃん！」」
「銘さん！」
俺達は声の限り叫んだ。
銘は、声も上げずに静かに倒れた。
『この感覚…堪らない…。』
返り血に染まった彼女が舌なめずりをする。
「キサマ…テメェよくも銘を！」
真墨が走り出す。
『もうキミ達に用はないよ。じゃあね。』
と紫の風に包まれ彼女は消えた。
「銘！」
俺達は急いで銘の元へ。
蒼太が抱き抱える。
「銘ちゃん！銘ちゃん！」
彼女は眠ったままだ。
「脈が弱い‥」
とさくらが言う。
「救急車呼んだよ！銘ちゃんしっかりして！」
と菜月が涙を零す。
「テメェ俺様に散々言っておいて、先に死ぬんじゃねぇよ！」
映士が銘を揺さぶる。
銘…お前はこんな所で死ぬほどヤワじゃない。
俺達はそんなこと望んでない。
必ず帰ってこい・・・銘！
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作者名：Na | 作成日時：2016年7月6日 13時
