心中マニアはシスコンなようで。【太宰治】 (ページ31)

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２４話ページ31

文豪ストレイドックス／１０巻からのお話です。

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「ひゃあああああ！！！！疲れたあああああ………」

私は探偵社の下の「うずまき」のカフェでぐったりしている。

他のみんなもそうだ。

そしれ席に座る兄に向かい合わせになって上に乗り体重を乗せている。

「私より仕事好きのAが仕事をサボって

私膝の上に乗ってくるなんて…」

ﾊﾟｼｬ

そう音がした。

音がした方を見ると私の真上でお兄ちゃんが私を撮っている。

「あ………盗撮、犯罪…」

とスマホを取ろうとする。

「抵抗する力もないくせにねぇ……」

「お兄ちゃんも…そう……でしょ………」

「おばちゃん、カレー！」

と乱歩くんの声。

「はいはい、甘いのね。」

「あ……私もお願いします…ちょっと辛めで…」

すると「辛いのね、わかったよ。」と笑いながら厨房に歩いて行った。

「私もコーヒーを飲みたいのだが……

この状況だと飲めそうにもないね……………」

私が上に乗っているからだろう。

「ごめん……」

そういい私は席から離れる。

「Aがいないと代金払わなぁーい………」

とぐでんっとなった。

いやいても払えよ、と思ったがもう一度上に乗った。

するとシャキッとなり財布を漁り始める。

ふと思ったけどポートマフィアって払いはいいのだろうか。

特にお兄ちゃん。

幹部の時って給料どのくらいだったんだろ？

……いや、聴くのはやめておこう。

怒らせるのもアレだし…

***

後日。

社長が襲われた。

未だ意識不明。

同じく似たような異能力者の暗殺事件が多発しているらしく

それの類いだそうだ。

そしてそれの捜査……と兄に路地裏を調べると言われて

連れて行かれた道路………が兄と逸れた。

「お兄ちゃーん？」

全くどこへ行ったんだか。

何でこんなに人混みが多いのか。

とてつもなく気になる。

一個ずつ路地裏を調べる……いや、ここは

二次創作の力で探すか？()

すると

ﾊﾞﾝｯという音聞こえる。

否、これは銃声だ。

絶対そう。

「お兄ちゃん………！！」

聞こえた方向へ向かうとそこは路地裏………に倒れている兄。

そして奥には…兄が魔人と呼んだ彼奴。

ドフトエフスキー。

そっちを捕まえる？それよりも１１９番？

私は迷わず携帯を取り出した。