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vingt-six. ページ27

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「じゃあ見せてやるよ。何がいい?」

太「君の異能で私に攻撃してみてごらんよ」

「へえ…攻撃されたいわけ」




攻撃しろって、ねえ。←




「じゃ、遠慮なく」





いつだったか、どこかの国で会った人の異能。

掌から怪物的なのを出せるやつ。…名前なんて知らないし。




僕の正面に立つ彼に掌を向けるが、その怪物は彼の手に吸い込まれてゆく。

…あれ、これ一応殺傷能力あるはずなんだけど。←





「…消えた」

太「これが僕の異能さ。異能を無効化できる」

「へぇ…いいね、それ」






異能を無効化する異能。へえ、便利じゃん。




一瞬、視界が眩しくなる。…複写完了の合図だ。

見せてくれるなんて優しいなあ、複写できちゃった。






太「…今の、一瞬眼が紅くなるのは、君の異能と何か関係があるのかい?」

「?」

太「知らないのかい?君の右眼、一瞬だけだが紅くなった」





…紅く、?



それは複写完了が他人にも分かるってことなのか?

…何それ、そんなのアイツ(マイボス)一言も教えてくれたことないんだけど。




「それは不思議だなあ」




その時、太宰という男の後ろのドアが勢いよく開く。





?「太宰!何やって……手前、何者だ」

太「中也、客人だよ」

?「客人だと?」

太「そう。…ああ、まだ名前を聞いてなかったね」





僕の名前?言わないよ、そんなの。

だいたい素直に名前言うやつなんている?←




「じゃあ、" ハデス "とでも名乗っておこうかな」


太「へえ、ハデスか」

?「…なんだ、そりゃあ」

太「中也、知らないのかい?ギリシャ神話に出てくる冥府の神さ。冷酷で、慈悲を知らない」




僕はくすくす笑いながら、目の前の2人を眺める。




中「…そりゃ物騒だな」

「僕、これでも純粋な人間なのにな」

太「それはどうだろうね」


中「ところで手前、ここに何しに来た?」




ぴた、と動きが止まるのが自分でもわかる。


…何しにって言われても、何でだっけ。



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サングラス - 良かったです!!この作品読むのとても楽しいので嬉しいです!頑張ってください! (2016年10月21日 15時) (レス) id: d1c26ece08 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - やったあああああ!これからも更新、頑張ってください!! (2016年10月19日 23時) (レス) id: bed4eaded8 (このIDを非表示/違反報告)
Lan(プロフ) - 初コメです。いつも楽しく拝見させて頂いているので、消さないで下さい。これからも楽しみにしてます。頑張って下さい。あ、返信いりませんよー (2016年10月19日 0時) (レス) id: 8a665e221e (このIDを非表示/違反報告)
こゑだ(プロフ) - 初コメです。これは自分が勝手に思っているだけですが、このサイトを利用している人はある程度性的知識が豊富だからフラグがどうとか言ってると思うんでフラグはいらないと思います。私もこの作品の更新を楽しみにしている内の1人なので消さずに頑張ってほしいです。 (2016年10月18日 19時) (レス) id: e4866b2b81 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - 初コメ失礼致します。下の方が仰せられております通りだと思います。読者の私としてもフラグが必要な程の表現は無いかと思われます。最終的な判断は作者様となりますが私はこのまま更新を続けて頂けたらと考えております。お目汚し失礼致しました。 (2016年10月18日 19時) (レス) id: 46877d2f51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春海。・:+° | 作成日時:2016年9月10日 8時

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