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2. ページ6

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バルコニーの柵に肘をついている男性。

僕はまだそんなに大きくなくて、柵にもたれかかる。






「…景色、きれい?」

男性『景色?…ああ、見るかい?』







ふわりと体が浮く。


僕の体は抱き上げられている状態だ。






「わあ、きれい…」






バルコニーから見える、中庭の景色。


装飾されたイルミネーションが、きらきらと輝いている。




まばゆいその光に、思わず見とれてしまう。





男性『君は、綺麗なものは好きかい』


「…僕?うん、好きだよ」






僕の背中に手を添えながら、彼は僕を柵に座らせる。


何をするのだろうと見ていると、彼はポケットから小さな箱を取り出す。






「…これは、?」

男性『あけてごらん』





そっとその箱を開けると、…綺麗だけどシンプルな、首飾りが入っている。





「…きれい」


男性『気に入ったのなら君にあげよう』

「え、僕なんかには、こんな高価そうなもの…」


男性『きっと似合うさ、もっと大人になれば尚更ね』






再び、ふわりと体が浮く。


僕を高く抱き上げたその人が、僕の目を見つめる。






男性『受け取ってくれるかい?』


「…本当に、いいの、?」

男性『勿論さ』





僕はその箱を握りしめ、彼に微笑みかける。





「…ありがとう、お兄さん」

男性『君が素敵な紳士になるのを、楽しみにしているよ』





ゆっくり降ろされて、彼は僕の手を取る。

そっと手の甲に寄せられた唇に、僕は妙に胸が高鳴った。



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星空と彼と→←幼き日の 1.



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト,男主 , 番外編   
作品ジャンル:アニメ
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春海。・:+°(プロフ) - ゆきめさん» コメントありがとうございます。完全な捏造です。遥か昔はこんなんだったら美味しいなっていうごくごく個人的な妄想ですので、不快な印象を与えてしまい申し訳ありません。現在は奥様一筋である姿を本編でそれとなく匂わせていたつもりでしたが、私の力不足です… (2017年6月8日 22時) (レス) id: 45c2ed30e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきめ - あれ、フィッツジェラルドさんって奥さんをほったらかしにして、誰かと不倫するようなゲス野郎でしたっけ? (2017年6月8日 21時) (レス) id: 8d53b1880e (このIDを非表示/違反報告)
ウェン - はじめまして!毎日楽しく拝見しております。これからも頑張ってください! (2016年12月3日 0時) (レス) id: 6e056de376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春海。・:+° | 作成日時:2016年12月2日 22時

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