バレンタインデー 安室透4 ページ10
「あーん!あむぴの写真ブレてるー!」
「えー!そっちもー?」
隠し撮りしようとしていた子達が口々に言う。
おお…あの都市伝説は本当だったか…彼の写真を撮ろうとすると、何故か顔ブレが半端なく、止まっている時でも何故か手や影が入り撮れないという…
……ちょっと私もやってみよう!!!
その素晴らしい顔ブレ写真が見たくてAもこっそりカメラを構える。
バレないように…そーっとレンズを向ける…
彼の方を見てるとバレそうなので、彼を見ず、狙いを定めて…シャッターを押した!!
どうだ!?顔ブレ写真撮れたか!?
ワクワクしながら携帯を見ると……
『…なんで?』
そこにはバッチリカメラ目線でウィンクしている安室さんがいらっしゃいました…
『消去!』
その顔にイラッとしてその写真を消す。
Aが見たいのは顔ブレ写真。
もう一度狙いを定めて……
よし!今度こそ!!
パッと画面を見ると、人差し指と中湯を立てて投げキッスしてるかのような決めポーズ(ウィンク付き)の写真が…
『消…!』
安「なんで消すんですか?」
『うわぁぁぁ!!』
いつの間にか背後にいた安室にビビる。
安「消さなくてもいいですよ!そうだ!一緒に撮りましょうか?」
『遠慮致します…』
安「それは残念…あ、いつものレモンティーでもどうぞ?」
『ありがとうございます』
写真は諦め、レモンティーを飲む…
園子も蘭も帰った後は一人暇なので携帯で時間を潰す。
晩御飯はポアロで食べることにし、安室さんがハンバーグを作ってくれた。
それを食べた後、少し眠気がきてウトウトした頃、早めに店を閉じた安室が話しかけてきた。
「お待たせしましたAさん」
『あ…お疲れ様です安室さん…』
「すみません、今車に荷物乗せ終わりましたから帰りましょうか。」
『はーい…』
やっと帰って寝れる…そう思い誘導されるまま車に乗り込んだ。
ボーッと車に揺られているとふと気が付いた。
『あれ?…こっち私の家の道じゃない…』
「えぇ、向かっているのは僕の家ですから…」
『……。お家帰してぇぇぇぇ!!』
「もう遅いな…このまま俺の家までノンストップだ!」
『ぎゃああああああ!!!!』
降谷さんが降臨なされたあああ!!!
彼の家に着き促されるまま家に上がる…
すると少し甘い香りがした…
『ん?なんか甘い匂い…』
「抵当に座っていてくれ」
『はーい』
とりあえず部屋で座っていると安室は手鍋とお皿を持ってきた。
.
581人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
detectiveconan1(プロフ) - バレンタイン、ウイスキートリオ、最高っす!!! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 藍那さん» コメントありがとうございます!!風見さんですね!降谷さんがバレたら…出てくるかも…ですっ (2019年6月7日 23時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - もっとかざみん(かざみしゃん)を出して上げてください!! (2019年6月7日 21時) (レス) id: fa7f1f719a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます!最早子守唄ですねwwwwww分かります!私も全部聞いたことありませんw多分聞けたとしても、脳が内容を理解するのを拒否しますね… (2019年3月2日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - 初めまして!めちゃくちゃおもしろかったです!実は私も古谷徹さんの日本国憲法聴きながら寝てるんです笑笑あの方の声は落ち着くので最後まで聞けた試し無いですが笑 (2019年3月2日 22時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:九実 | 作成日時:2019年2月19日 19時