バレンタインデー 安室透3 ページ9
ニコニコとチョコの話ばかりし始める安室にAが首を傾げると…
園「お姉様！チョコよ！チョコ！安室さんへチョコー！」
小声のようでモロ聞えしている声にAはハッと気付いた。
『あぁ…チョコ…安室さんへチョコ…ですね…』
少し気まずそうな顔をするAに園子と蘭は顔を見合わせた…
園「お姉様…まさか用意してないとか！？」
『いや…あるよ？あるんだけど…』
彼の分もちゃんとある…他の人達のとは違う甘さ控えめの生チョコ…
溶けないように保冷剤と一緒に持ってきたチョコが…だが、不安になったのだ…
年齢層が広い女性達から貰ったチョコの数々…
高そうなチョコから手作りの可愛らしいラッピングの物まで…
それを見て渡しにくくなってしまった…
私には…このチョコ達を作った子達のような想いはないのが申し訳ない…
『渡す資格がない気がしてさ…』
少し俯いて呟く…園子と蘭は察したのか少し悲しそうな顔をした…
すると安室が隣にドサッと座り、Aの両手を取った。
安「僕はどんなチョコでも、Aさんが僕に作ってくれたってだけで嬉しいんです！
僕はAさん(のチョコ)が欲しいんです！」
「「『……』」」
キリッと真剣な顔で声を大きくして言うもんだから店内が静まり返る…
次第にAの顔が赤く染まった…
『わっ！分かりましたっ！これ！私が作ったチョコ受け取ってくださいぃぃ！！』
慌てて渡し、それを受け取った安室はにーーっこりと微笑んだ。
安「ありがとうございます！大切にしますね！」
『いや、食べてください…』
安「あぁそうそう…」
安室は思い出したようにAの耳元に顔を寄せる…
「仕事が終わったら一緒に帰ろう…だから終わるまでここで待っててくれ…」
狡い…狡いよ…耳元で降谷さん出さないでっ！！
『はい…分かりました…』
安「約束ですよ？…チョコありがとうございますね？」
また微笑んで彼は去っていく…
その後スローモーションでAは手で自分の顔を覆った…
『…ひ…卑怯者ぉ…』
園「ず、随分積極的ねぇ…」
蘭「それだけAさんのこと好きなのよ…」
その後、Aは彼の仕事が終わるまで店内で待つことになるのだが…
「あむぴー！」
「一緒に写真撮ろー？」
安「すみません、僕写真苦手で…」
そらそうだ…公安で潜入してる黒の組織にいる人間がそう簡単に写真残しちゃ後々面倒だもんな…
一人苦笑いしながらズルズルとチョコドリンクを飲みきる…
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detectiveconan1(プロフ) - バレンタイン、ウイスキートリオ、最高っす！！！ (2020年4月4日 21時) (
レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 藍那さん» コメントありがとうございます！！風見さんですね！降谷さんがバレたら…出てくるかも…ですっ (2019年6月7日 23時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - もっとかざみん(かざみしゃん)を出して上げてください！！ (2019年6月7日 21時) (レス) id: fa7f1f719a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます！最早子守唄ですねwwwwww分かります！私も全部聞いたことありませんw多分聞けたとしても、脳が内容を理解するのを拒否しますね… (2019年3月2日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - 初めまして！めちゃくちゃおもしろかったです！実は私も古谷徹さんの日本国憲法聴きながら寝てるんです笑笑あの方の声は落ち着くので最後まで聞けた試し無いですが笑 (2019年3月2日 22時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九実
| 作成日時：2019年2月19日 19時
