私と貴方の恋模様【藍沢耕作】

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冴島side





明日のA先生のオペの準備と、他の先生のオペの準備を終え、昼食を買いに行った



売店でおにぎりと飲み物を買い、戻ろうとすると


新海「こんにちは」


冴島「あ、こんにちは」


新海「あの、」


冴島「はい、何でしょうか」


新海「天野……奏さんの事なんですが」



たしか、藍沢先生に想いを寄せてる子……だっけ



新海「最近、あの子おかしくて、A先生に知られたらもう大変なことなので、冴島先生にご相談が……」


冴島「大変？」


新海「ええ、藍沢への愛が今日のことで一層深まったらしく、診察の時なんかは 覆いかぶさりたいとか、早くキスしたいとか……他にも……あの」

冴島「他にも？」


新海「どうしたら、A先生から奪えるかとか……」



とても、あの子が考えるようなことではない。




新海「だから、もしかしたらA先生にショックを与えることがあるかもしれないので、どうか、」


冴島「……はい。わかりました。」


そういって、その場を離れる。




まさか、先生と患者での恋愛って……ねぇ。








？「やめろって」



この声は……藍沢先生？


私は、見てしまったのか



天野さんが、藍沢先生にキスをしたところを。





そして、もっと見たくないこと



「そんな……嘘でしょ？」



呆然と立っているA先生を。




冴島「A先生？」



藍沢「……！A……」


その場から、離れていくA先生。


次第に走って行く。




私は無意識にその後を追った

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