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地下世界の彷徨者 ページ48

「は、博士…?彼女って…?
そ、それよりこのAmalgamは?」

原作にはいなかったAmalgam。
ついにイレギュラーが発生したようだ。

「Waterfallで昏睡状態になっていたのを
Followerが見つけたんだよ。
Caterinaには家族がいないし…
使える材料でしょ?」

一応聞いたが彼女の許可は取っているらしい。
それに加え、Asriel王子の甦生の為に
自らのSoulを献上すると話もついているらしい。

「よ、ろしグね。」

融けてはいるが喋ることはできるみたいだ。
Caterinaは私にすり寄ってきた。
こう見ると、可愛い。


TrueLabから戻り、2人きりになった所で
【世界】についてを話す。

「博士…彼女は私が知る【世界】には
存在しなかったMonsterです。
つまり……分かりますよね?」



「…君の記憶だけを頼りにしては危ないんだね。
君が知らない事がいつ起こりうるかも分からない。
その対処すらも分からない…って事だろう?」

決意抽出装置に手を掛け、
振り返りながら博士はこちらに視線を向けた。

「…そうですね。7人目が落ちて、
世界がどのように変化するのか…
本来無かった事が発生した為、
私がどう対処すればいいのか分かりませんが…
ま、最悪な世界は避けてみますよ。」

ヒラヒラと手を仰いでみせると
随分と余裕そうだね…と驚かれた。

実際、一番初めはNルートだしな。
純粋に、これからの事に
向き合う楽しみを抱えて言った。

「世界を彷徨するのもいいものですね。」


「君はこの世界の彷徨者だね。」

博士がそう言ってクスリと微笑む。
彷徨者か…
そうかも、しれないな。

定められた期限までこの世界を
さ迷い歩く私は─



──地下世界の彷徨者だ。

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零ノ花(プロフ) - コハクさん» 犬の呼吸音はトラウマだったな。怖かったわーあれ。 (2019年4月29日 16時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - Amalgamの話しはいつ聞いてもグロイと思う。犬はよくあんなの思い付いたよなぁ(失礼) (2019年4月29日 15時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - コハクさん» 会話割って失礼(_ _)。坂○忍さんに似てるよね。 (2019年4月29日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - カマ猫さん» バカパン?あぁ、顔芸がヤバイ奴。(そうとしか認識してない矛盾の塊) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫 - コハクさん» 個人的にバカパンに色々と相談したい。いい答えくれそう。 (2019年4月27日 14時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年3月14日 15時

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