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※お酒は二十歳になってから! ページ27

「…Sans…何飲んでるの?」

「ん?Aも飲むか?」

そう言って手渡されたのは
独特な匂いのある飲み物。
…何だこれ。

「カクテルだよ。」

「はぁ!?」

何飲んでるの!?Sansも16でしょ!?
飲酒禁止なんじゃ…?

「…地下じゃ飲酒は18が基本だが、
親同伴なら16で食事なんかと一緒に
飲酒は許されているのさ。」

Grillby'sに博士はいない。
つまりこの場合、親になるのは…

「…店主さん、信頼されてるのね。」

「heh…そういうこった。」

カウンターの正面で
グラスを磨く炎のMonster─Grillby。

「…驚いた。私がいた所じゃ
飲酒・喫煙は20からだったものでね。」

イギリスなんかじゃ合法飲酒年齢は
16歳だった気がするけど…
どうなんだろう?分からないな。

「humm?
お前さんは地下の出じゃないのか?」

ニタリと笑ってみせるSans。
自分でバラそうとするなんて…危ない。

「…言わせたかったの?」

「さぁな?」

…ヘラヘラと笑って誤魔化された。
Sans相手じゃいつかボロが出そうだ。

「…とりあえず飲むのは止しておくね。
あぁ…そうだ。─Grillby。」

「……」

店主のMonsterがこちらを向く。
イメージどおり無口で静かな人だ。

「Sans、強いのイケるんでしょ?」

「あ、あぁ。まぁな。」

それじゃあ、と口を開いた。

「ブルーラグーン、お願い出来ます?」

小さく頷きをみせたGrillbyは
早速取り組みに掛かってくれた。

「お前ッ…飲まないんじゃ…?」

「だから、あれはSansにだよ。」

怪訝そうな表情のSans。…無理もない。
お酒について全く無知である筈の私が
有名でないカクテルを知ってるから。

16歳がお酒について詳しいと思う?

…そんな筈がない。知る筈がない。
じゃあどうしてなのか。
多分、原因は単純な興味のせいかな。

一人で納得しているとGrillbyが
注文したカクテルを運んできてくれた。

「ブルーラグーンの度数は24。
カクテルじゃ普通だと思うよ。
…私は飲めないから分からないけど。」

それでも日本の発泡酒の5倍の度数。
日本はお酒に弱い人が多いらしいから
ちょっと怖いよね。

シャンパングラスのカクテルを
一口で放り込んだSans。

驚く私に水色の眼光を合わせて一言。


「こんなので
俺が酔うとでも思ったのか?」


その表情は随分と余裕そうだった。

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零ノ花(プロフ) - コハクさん» 犬の呼吸音はトラウマだったな。怖かったわーあれ。 (2019年4月29日 16時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - Amalgamの話しはいつ聞いてもグロイと思う。犬はよくあんなの思い付いたよなぁ(失礼) (2019年4月29日 15時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - コハクさん» 会話割って失礼(_ _)。坂○忍さんに似てるよね。 (2019年4月29日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - カマ猫さん» バカパン?あぁ、顔芸がヤバイ奴。(そうとしか認識してない矛盾の塊) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫 - コハクさん» 個人的にバカパンに色々と相談したい。いい答えくれそう。 (2019年4月27日 14時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年3月14日 15時

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