復縁紡ぎ ページ26
「A…昨日は悪かったな。」
一足先に食べ終えたSansが
未だ食べるのに苦戦する私を見ながら
そう呟きを溢した。
「あー…あれか。
そんなに気にしないでよ、と
笑ってみせるが、Sansの表情は暗い。
「…まぁ、警戒されるような私も悪い。
話せない秘密事を抱えてるなんて…
警戒されるに決まってるのにね。」
カランとグラスの中の氷が鳴った。
やけに響いた気がする。
「…話も碌にしてないだろ。
あまりにも一方的で無神経だった。
─ごめんな。」
伏し目がちにSansは呟く。
まさかそんな事を考えているなんて
…思ってもみなかった。
「…や、私の方こそ悪かったよ。
…誤解されるような言い方もしたしね。
…ん、ほら。」
Sansに向かって右手を差し出す。
本人はその手を見つめてから
怪訝そうな表情を向けた。
「─仲直り、してくれる?」
Sansは微笑んでくれた。
さっきよりも少し、深い笑みだった。
「あぁ。勿論さ、
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零ノ花(プロフ) - コハクさん» 犬の呼吸音はトラウマだったな。怖かったわーあれ。 (2019年4月29日 16時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - Amalgamの話しはいつ聞いてもグロイと思う。犬はよくあんなの思い付いたよなぁ(失礼) (2019年4月29日 15時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - コハクさん» 会話割って失礼(_ _)。坂○忍さんに似てるよね。 (2019年4月29日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - カマ猫さん» バカパン?あぁ、顔芸がヤバイ奴。(そうとしか認識してない矛盾の塊) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫 - コハクさん» 個人的にバカパンに色々と相談したい。いい答えくれそう。 (2019年4月27日 14時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年3月14日 15時