外に出ましょう? ページ6
貴「それ……マジ?マジのやつ?」
シ「ええ。確かめます?でも、早くこの山降りないと、天気悪くなりますよ?雲行きが怪しいですね。」
貴「そういうのも超能力なの?」
シ「まぁ……予知や透視を使っただけ…です。」
そうなんだ。まだシイナ君の言うことは信じることが出来ないんだけど、いい加減、外に出なきゃ。長話は後ですればいっか。
貴「じゃあ、出よっか。本当に良いんだね?」
シ「ええ……多分…10年も経ったんですから…僕のことは忘れてるはずです。」
多分……か…。忘れられてるのとか可哀想すぎるでしょ。本当、君の親が見てみたいよ…。はぁ…。
シイナ君は、初めての外に驚きを隠せなかった。てか、透視とかして、何故外を見なかったのが気になる。
シ「これが……木…緑…山…そしてお天道様!こんなに暖かいんですね…。」
貴「うん。そうだよ〜。下に降りたら、もっとスゴいの見れるからね〜。」
シ「ホントですか?!早く見たいです!!」
う〜ん…こんなに目輝かせちゃって悪いんだけどさ……本当に悪いんだけどさ…。
貴「シイナ君、早く行くのはいいんだよ?ほら、何かさ〜〜アレだよね〜アレ、その………………
テレポートとかして、私の家まで移動してくれないかな………?家てかアパートなんだけど…。いや、本当にごめん!嫌ならしなくてイイから!」
あぁ〜〜私って何て汚い人間なんだろって思った。こんなの困るよね……せっかく助けてくれたのに…。でも、本当にテレポートしたら、本気でシイナ君を信じる。
シ「イイですよ。Aさんは僕を助けてくれたのですから。」
貴「えっ、イイの?私なんかにテレポート使ってくれるの…?」
シ「はい。ではまず、Aさんの……そのアパート?を特定するので、頭……いいですか?」
そう言って、私が屈んだら、シイナ君の小さな手が頭の上にのった。何かよく分からないけど、目瞑ってみた。
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作者名:青山雪乃 | 作成日時:2015年4月15日 18時