太陽 ページ5
空が明るくなるのが分かった。小さな窓でも、こんなに光が差し込むんだね…。それでも、「太陽」を知らないとは……。
昨日、「外に出る」という約束をしたあと、寝ました。即寝ました。ええ、案外眠れました。シイナ君は意外と素直で、すぐにOKしてくれました。でも、「年齢不詳」って言ってたよね。何歳からここにいるんだ?自分の年も……分からないんだ…。
シ「おはようございます。Aさんってどこでも寝れるタイプなんですね。」
あぁ、自己紹介したっけ?覚えてないな……。
貴「うん……ちょっと疲れてて……。」
シ「そうなんですか……まぁ山奥ですから。」
貴「ん……外出たことないのに、『山奥』って分かるの?しかも………この部屋って布団と電灯以外何もなくね!?」
シ「よく分かりましたね。」
貴「いやいや、『よく分かりましたね。』じゃないよぉ!君ぃ、何なんだよ!」
シ「あっ……えっと…………。」
いきなりの質問のせいで戸惑うシイナ君。ちょっとやりすぎたかな……。
貴「あぁ……いきなりでごめんね……。」
シ「いえ……僕も、勝手に盗み見してすいません…。」
貴「盗み見?何を?」
シ「もういいです。外に出れるのなら、いずれ言わなきゃいけないことですから……
僕、超能力者なんですね。」
えっ………それってマジ?テレビとかで見るアレなの?
こんな小さい子が?何て、非現実なんだ……。漫画の世界みたいだ。
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作者名:青山雪乃 | 作成日時:2015年4月15日 18時