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A side
突然抱きしめられ、何かに縋らずにはいられなかった私はロボロさんの胸を借り、しばらく泣きじゃくった
涙も枯れ、少しずつ落ち着きを取り戻すにつれて、私は今の状況がだんだんと恥ずかしくなってくる
いい大人が肉親や恋人でもない男の人に抱き着いて大泣きしていたのだ、恥ずかしくないわけがない
(･･･でも)
今のこの状況に、居心地の良さを感じてしまっているのも、事実
(ロボロさんは･･･どう思ってるんだろう･･･)
私を強く抱いたまま、言葉を発しない彼にそんな事を考えていると
不意に上から声が降ってくる
rbr｢俺が思うに、あの写真はAちゃんの不安を煽るためのもんやろなぁ｣
『不安･･･ですか？』
rbr｢せや、Aちゃんに関りがある人を狙っている風を装って、自分と関わったら狙われるとAちゃんに思わせる事によってAちゃんを孤立させる、そんな考えがあるように思うねん｣
｢結局狙われとるんはAちゃんだけってことやな｣と言う彼に『なるほど･･･』と返す
rbr｢まぁでも千鶴さん女性やし、巻き込まれんようにこっちにはしばらく顔出さんように言った方がいいかもな･･･ってそれはらっだぁさんが言うかな｣
･･････
私の不安を煽ることが目的だとしたら、それは見事成功と言えるだろう
きっと今回の写真が姉でなくロボロさんやシャオロンさんだったなら、きっと私は二人を遠ざけてしまっていた、相手の術中に嵌っていたと思う
rbr｢･･･Aちゃん、もし狙われたのが俺やシャオロンだったら俺らの事遠ざけてただろうなぁ、と思っとったやろ｣
『！？』
考えを言い当てられ驚いて顔を上げると、優しさを帯びた桃色とかち合う
rbr｢考えてる事バレバレやで？そんな寂しいことせんとってや｣
『で、でも』
rbr｢シャオロンはひょろっこく見えるけどあれでかなり腕が立つし、俺は俺でそれなりには戦える｣
｢それに｣と抱擁を解いて私の頭を撫でる
rbr｢俺はAちゃんの傍から離れるつもりはあらへんよ
だから俺に
あんさんの事を守らせてくれへん？｣
『･･･っ･･･』
先程枯れたと思った涙がまた溢れ出す
この人と出会ってから、私は少しずつ変わっていっている気がする
らっだぁに執着し、人の目を気にして外に出ず、出来るだけ人との接触を避けて生きてきたのに･･･
何でこんな私に、この人は笑いかけてくれるのだろう
ロボロさんは困った笑顔で、私の涙を拭った
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bloom(プロフ) - みゆうさん» コメントありがとうございます。返信遅くなって申し訳ありません。DMは解放いたしましたので、まだ興味を持っていただけるようであれば、よろしくお願いします。 (11月20日 7時) (
レス) id: 8bbe5d5c73 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう(プロフ) - コメント失礼します。bloom様のTwitterへフォロリクを送ったのですがDMを送ることができなかったのでこちらにコメントさせていただきました。@JCz3pというアカウントで送っているので、もし良ければ承認していただけると嬉しいです( . .)" (10月1日 22時) (レス) id: bb335747e5 (このIDを非表示/違反報告)
bloom(プロフ) - モキュさンさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて良かったです！ (2022年3月15日 10時) (レス) id: ceb7048219 (このIDを非表示/違反報告)
モキュさン(プロフ) - bloom様の作品(この作品とは違うもの)を見ていて、紹介されていたので私rdr推しと言う共通点もあり見させて頂きましたｯｯ！もう、本当に語彙力が消えるぐらいに尊かったです…ちょっとその語彙力わけてほsi(())) (2022年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 2c5e2c02ce (このIDを非表示/違反報告)
bloom(プロフ) - I.risさん» 作者名で検索できませんか？ (2021年5月5日 22時) (レス) id: 8bbe5d5c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bloom | 作成日時：2021年3月25日 12時
