相対する情 6 ページ44
ツナside
貴「すぐにでも真6弔花たちのリングを取れるはずなのに、彼らを差し置いてオレやユニちゃんを追っているのも気になる。
だからオレはこの件を先に解決したい。
ユニちゃんを、桔梗たちを…助けなければ。」
ディーノ「だがお前がイタリアで動き回れば、ボンゴレの人間はすぐに嗅ぎつけてくるぞ。
日本にいるより確実に追っ手は増えるだろう。」
バジル「そうです、花村殿。
ジッリョネロファミリーには申し訳ないが、花村殿は自分の身を守ることを優先すべきです。ユニ殿たちの件は拙者から親方様に相談してみますゆえ…」
貴「ダメだ、ボンゴレ自体を巻き込めないというのがユニちゃんの意見だ。
第一、CEDEFは襲撃の件で手一杯だろう。
調査に動けるようになるまで何日かかるか分からない」
バジル「…ですが…」
貴「オレが貴方たちにこの件を話したのは『友人として』だ。ミルフィオーレのいざこざにこれ以上みんなを巻き込むつもりはない。」
ツナ「なっ、なら、俺たちが白蘭を助けて…」
思わず口を挟んだ俺を、Aはぴしゃりと遮断した。
貴「言っただろう、巻き込めないんだ。
また敵が非７³線を使ったら？白蘭を倒したような手で君たちまで倒されたら？
ボンゴレとミルフィオーレはまた対立し、最悪の構想が起こる可能性もある。
…ボンゴレの正式な守護者でない、どこのファミリーにも所属しないオレだから立ち回れるんだ。」
Aは自分の覚悟を示すような、凛とした声でそう言い切った。
バジル「…拙者たちは3日で花村殿の無実を証明できるように尽力するつもりです。
しかし、9代目はそれでも花村殿を逃した。
なぜかお分かりですか」
貴「…。」
バジル「『florist』という組織の人間と唯一深く話し、接触した人間が花村殿だからです。
あなたが拘束されて動けなくなれば、それだけで敵の尻尾を掴むのは難しくなる。
真実に誰よりも近づけるのは花村殿だと、9代目も親方様もそう判断したからあなたを逃がすのです。その足で真実を探せ、と。」
バジルくんが言いたいこと、きっとAは全部分かってる。
だから彼女は…バジルくんの言い分を静かに聞いている。その気持ちを受け止めるように。
それでも折れない、Aの瞳に宿った覚悟が俺を焦らせた。
ツナ「…そうだよ、無理にAが行く必要ないじゃん！だって3日以内に真犯人探さなきゃAは虹の守護者もヒットマンも辞めなきゃいけないんだよ！？」
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らっく(プロフ) - 今日もたくさんの評価ありがとうございました！更新増やさせていただきました〜 (2019年3月17日 21時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ラスクさん» コメントありがとうございます！ついにコウちゃんの正体が見え隠れしてきましたね〜果たしてミルフィオーレに何が起こっているのか、こうちゃんの目的はなんなのか。続きをどうぞお楽しみに！ (2019年3月17日 20時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ラスク - こ、コウちゃん！？と口に出してしまいそう…それぐらい引き込まれました！続き楽しみにしてます (2019年3月17日 16時) (レス) id: e26ee02319 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価すごくうれしいです！ありがとうございます！お礼にたくさん更新しますので明日もお楽しみに！ (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» ありがとうございます！ここから先は怒涛の展開ですのでお見逃しなく…ー (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年3月15日 14時
