新入りの挨拶 3 ページ14
雲雀side
コウ「初めまして、10代目候補の守護者さん。」
雲雀「…誰、君」
朝、珍しくAが応接室に来たと思えば
そこにはAだけではなく見知らぬ女生徒がもう一人。
制服からして並盛中の生徒か。
貴「雲雀さん、リボーンさんからツナの見合いの件は聞きましたよね。」
雲雀「聞いたよ。また『florist』がらみの厄介ことだってね」
貴「それを助けてくれたのがこの子なんです。」
コウ「星野コウです」
星野と名乗った彼女は、Aの腕にしがみつきながらニコニコと笑っている。
へぇ…これが全盛期のAと同じくらいの力持つ虹の守護者。
雲雀「わざわざ連れてきてくれたってことは、味見させてくれるのかい？」
貴「挨拶です、挨拶！
あと彼女は今日校内を取材する…という名目で他の守護者たちにも顔合わせをするので、許可をお願いします。」
雲雀「…あっそ。好きにすれば」
貴「ありがとうございます」
彼女に許可を出すと、星野と名乗った彼女が話し出す。
コウ「A様、雲雀さんが10代目ファミリー最強の守護者だったんですか？」
貴「ああ、そうだよ。
ツナのファミリーは霧と雷の守護者を除けば全員、元並中の有名人なんだ。」
コウ「へー、でも本当に強いんですか？」
彼女の何気ない言葉に僕がピクッと反応すると、Aは少し慌てながら星野を納得させようとする。
貴「強いに決まってるだろ。
いくつもの修羅場を乗り越えてきてるんだから」
コウ「えー、でもそれは私も変わりませんし。
元並中生ってことはほぼ一般人ですよね？私やA様の方が強いんじゃないですか？」
雲雀「…へえ、随分粋がるね。
試してみるかい？」
コウ「私は構いませんが」
ニッコリと行儀の良い人形のような笑顔を浮かべた星野にトンファーを向けると、
Aは星野の腕を振り切って僕にしがみついた。
貴「雲雀さん！私の方から説教しておくんで！今日はどうか穏便に！」
雲雀「…なら、君が代わりにこのイライラを鎮めてくれる？」
貴「へ？」
そう言いながら、しがみついて来た彼女を抱きしめようとした。
その時…するりと抜けるように星野がAを取り返す。
コウ「さ、A様！こんなとこいないでさっさと次に行きましょう！」
貴「ちょっ、雲雀さん！すみません、また謝りに来ますので…！」
まるで嵐のように去っていく2人。
逃げ足の速さに呆れた僕は追うのを諦める。
雲雀「…また厄介なライバルが増えたね」
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らっく(プロフ) - 今日もたくさんの評価ありがとうございました！更新増やさせていただきました〜 (2019年3月17日 21時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ラスクさん» コメントありがとうございます！ついにコウちゃんの正体が見え隠れしてきましたね〜果たしてミルフィオーレに何が起こっているのか、こうちゃんの目的はなんなのか。続きをどうぞお楽しみに！ (2019年3月17日 20時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ラスク - こ、コウちゃん！？と口に出してしまいそう…それぐらい引き込まれました！続き楽しみにしてます (2019年3月17日 16時) (レス) id: e26ee02319 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価すごくうれしいです！ありがとうございます！お礼にたくさん更新しますので明日もお楽しみに！ (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» ありがとうございます！ここから先は怒涛の展開ですのでお見逃しなく…ー (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年3月15日 14時
