一話 ページ2
竜は次元を超える程の速度で飛び続けた結果、段々と飛行力を失って墜落しそうになったが下には草原が生い茂っていた為、足へ魔力を注ぎ込み綺麗ではないが着地に成功する。
ドオオォォォォ___……ンンンン、、
力果て、倒れ込んだアルビオンは此処が己の墓地となるのかと迄枯渇した魔力を確認し「グルルル、」と潰れかけた喉を鳴らす。
全長2km程の大型な竜体を引きずるように這えども、この世界の境界線を二つの鋭い眼で求めるように真っすぐと見つめる姿は傍から見れば、一種の幻想を見ているかのような神々しさと美しさ、そして儚さが募る。
竜は人肌が恋しい、と妖精國での弟を思い出す。
【___嗚呼、パーシヴァル…。君に会いたいな、】
___刹那、巨大な尾を地面に叩きつけ、アルビオンは威嚇するように唸る。
数名、生命反応がした為だ。
【__誰だ、即刻立ち去りなさい。】
重力の重りに逆らって、竜頭を反応が在る方へと向ける。
如何にも人間ではないモノが二つ。人間が二つ。謎の生物が二つ。
全員、息を切らして肩で息をするように大きく呼吸する様子を双眼で見つめる。
竜の因子と匂いが鼻に突く男がアルビオンに近づく。
「__古龍殿、落ち着いて欲しい。貴殿は何をしに此の地へと降り立ったのだ。」
【___……、】
何を言って居るんだ此の竜は。とばかりで答えずに居たアルビオンに対して、今度は風の妖精だろうかとアルビオンが察知していた男がその男の隣へと立つ。
「モラクス、ストレートすぎるよ。__君のその身体の損傷は、如何いうもので出来たんだい、?」
【__寝させてくれ、眠たいんだけれど。】
ドスン。と地に軽く響くように上げていた頭と竜体を横へと転がる様に落とす。
その時に聞こえた驚いた声と慌てた声を流すようにアルビオンは深く夢の中へと浸かった。
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トレーダ - これ絶対面白いやつ!応援してます‼︎ (2022年9月2日 0時) (レス) @page4 id: 36f3d357e5 (このIDを非表示/違反報告)
あーら(プロフ) - オリフラ立ってます!細かくてすみません🙇 (2022年8月23日 18時) (レス) id: 937e46cecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこみっち | 作成日時:2022年8月23日 2時