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要らない子 48人 ページ2

愛羽と遊んで40分位たった頃。











それまで隅っこで猫と戯れていた一松が立ち上がった。














おそ松「あれ?一松お前どこ行くんだよ」







一松「ちょっとね…」










その時、Aは嫌な予感しかしなかった。
















…あっ。








気づいた時には後の祭り。







一松兄さんが戻ってきた。













────Aが隠しておいた、あの箱を持って。














A「…っ、いちまっ…!!」













言った瞬間



一松兄さんがこっちを見て、





わざと綺麗に包まれた箱を見せつけるようにニヤリと笑った。












他の兄さん達も察したらしく、不敵な笑みを浮かべる。











私が…用意したのにっ…!!












それでも、そこで言うのは何か負けた気がして、




顔を背けて顔に感情を見せないようにした。













一松「 (俺がぶち壊してやるよ、要らない子)












突然耳元で言われて、肩がビクンと跳ね上がる。





それでも愛羽に───兄さん達に弱いところは見せられなくて








表情だけはキープした。










一松「ねぇ…愛羽」






一松兄さんが愛羽に話しかける。








愛羽「どうしたの?一松お兄ちゃん!」









一松「これさ…プレゼント。愛羽欲しがってたから…」









…自分が用意したみたいに…











愛羽「うわぁ!開けてみていい?」










無邪気で可愛い愛羽の声も、今は辛く響く。













中から愛羽が取り出したのは…



薄いピンク色のカーディガン。









兄さんだけだったら絶対にこんなの用意出来ないのに。












「絶対にあげるからね!」



って言った私は嫌われるのかな。











愛羽…













愛羽の様子を見て一松兄さんが薄く笑う。









愛羽「ほんとにありがとう!

































Aお姉ちゃん!!」

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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月2日 23時

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