緑谷妹、マイキーに恋されまして。【ヒロアカ】×【東京卍リベンジャーズ】

通い妻認定 ページ6

『ま、万次郎くん！！』

「謝らねーよ？俺、わがままだからさ。」

にししっと笑う万次郎くんに申し訳ないやらパニックやらでAの頭は大混乱だ。

「ごめんね？Aちゃん。マイキーってこういう男なの。アタシはエマ。マイキーの妹よろしくね？」

蜂蜜色の髪の可愛い女の子。エマちゃんというらしい。

『い、いえ！私こそ、急にすいません・・・』

「もう！Aちゃん敬語やめて！！むしろ年下はうちの方なんだから！」

万次郎くんのおうち、佐野家は、とっても大きい日本屋敷だった。

お祖父さんが空手道場を経営しているとか。

急にやってきた訳あり失恋女の私を佐野くんの家族は優しく迎え入れてくれた。

「ウチはそういうところだから。気にすんな。」

ぽんっと頭に手を乗せるのはイザナさん。高校2年生の万次郎くんのお兄さんだ。

『ありがとうございます。ほんとうにすいません。』

満足そうに頷くと彼はあくびをした。

「よし。とりあえず寝るぞ。Aちゃんも今日は色々あっただろーしさ。」

「ええー！！まだまだお話したい！！せっかくのお泊まりなのにぃ！」

駄々をこねるエマにマイキーはふっと笑う。

「そんなの、これからずっとできるだろうが。」

「マイキー、さすが俺の弟。」

イザナくんがニヤッと笑い、エマちゃんの顔がみるみる明るくなっていく。

『え？』

「これからよろしくね。A♡」

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