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グツグツ、トントン。
翌朝、Aは佐野家で朝食をいただくことになり、そのお礼に朝ごはんの準備を手伝っていた。
『わぁー、エマちゃんお料理上手だねー！』
「ふふ、ありがとう。うちもいつもは一人で準備してるからさー。今日はAちゃんが手伝ってくれるからすっごく助かるの。」
ニッコリ笑うエマちゃんにつられてAも嬉しくなった。
「俺、目玉焼きひっくり返して潰してほしー。」
「俺もー。」
万次郎くんとイザナお兄さんは好みがいっしょらしい。
『はい！わかりました！』
「もう！Aちゃん！甘やかしすぎ！自分でやらない奴にはかっちこちの完熟にしちゃえばいいのに！」
エマちゃんの呆れた顔に苦笑いしつつ、目玉焼きをひっくり返して潰した。
そんなこんなで朝ごはんが出来上がり、みんなでテーブルを囲む。
“いただきます。“
思えば、こんな明るい食卓はいつぶりだろう。
うちの食卓はいつだって暗い雰囲気に満ちていた。
『・・・美味しい。』
エマちゃんお手製の酒粕入り味噌汁に感動する。
「でしょ！？自信作。酒粕入れると美味しいんだ。
Aちゃんのおひたしと目玉焼きも美味しい！」
『ふふ、ありがとう。』
そんな様子をジィッと見つめている万次郎くんが口を開く。
「なぁ。A。ウチ、住まない？」
『え！？』
衝撃の発言にAは驚く。万次郎くんとエマちゃんは住むと言ってくれと言わんばかりの表情だ。
「確かに、雄英も東京だしな。むしろこっちに住んだ方が近いんじゃね？学校に。」
イザナくんがそういうとますます万次郎くんとエマちゃんは笑顔になる。
『悪いですよ。それに、お母さんとか。』
そういうと、エマちゃんと万次郎くんはあからさまにしゅんとした顔になる。
『あ！でもでも！また、泊まりにきたいって、ダメですよね・・・。
私、こんなに楽しい食事とか家庭って初めてなんで、その、』
「いいに決まってんじゃん！なんなら土日はこっちにいなよ！？」
「それいい！土日こっちで、月曜日はここから雄英通えばいいじゃん！」
『いいんですか！？じゃあお母さんに相談してみます！』
「よし！とりあえず今日はAちゃん送ってくな。俺も一緒に謝んないと、娘さん攫ってごめんって」
A、初めての外泊が、毎週になるみたいです。
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46猫(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ (5月10日 19時) (
レス) @page19 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - あぁ…。神ですか？天使ですか？マジでおもろすぎです！！続きィ！続きが気になりすぎる…。無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年10月30日 18時) (レス) @page24 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 神いいいいいいいいいいい！！！！！！！！この小説だけで生きてられる！！！！！！！！！幸せ！！！！！！！！！！！！！！ありがとう！！！！！！！！！！！！！！ (2022年10月21日 21時) (レス) @page23 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます。気まぐれ更新なので執筆意欲が湧いたときにザッと書く感じなのですが、なんとか完結まで持ってけるように頑張ります。 (2022年10月16日 0時) (レス) id: 200c6d8890 (このIDを非表示/違反報告)
極ちゃん - 私の好きな作品達っっっっっっっっっ！！！！！！！！！！！！！続き見ます！！！平和軸なのも嬉しいです！！！！！！！たけみっち感謝！！！！！かむかむさんありがとう！！！！！！！！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page14 id: eab1618b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむかむ | 作成日時：2022年1月28日 3時
