彼らといるということ ページ12
その日の夜。買い物から帰った四人は夜ご飯の準備をしていた。
「よし!そろそろできる!!Aちゃん、イザナニィ呼んできて!!庭の裏でバイクいじってると思うから!」
『うん!!行ってくる!』
庭の裏の方でイザナさんはガチャガチャとバイクをいじっていた。
『イザナさん。ご飯できました。』
「お、ありがと。今行く。」
ふぅと一息つくとイザナさんはひとのびする。お疲れのようだ。
すると、ふと、イザナさんが呟く。
「なぁ。Aちゃん。気づいているとは思うけどさ、俺らさ、」
“暴走族なんだ。“
知ってた。そもそも万次郎くんは初対面の時中学生なのにノーヘルでバイク乗ってたし。
『知ってますよ。でも、万次郎くんもイザナさんもドラケンくんも暴走族ですけどいい人です。』
「そう言ってもらえて嬉しい反面、心配でもあるよ。
ぶっちゃけ俺らとつるむの結構危ない。
本当にマイキーの“大切“になるんならな。まあ、そこんとこマイキーもわかってるだろうし。」
『で、でも、みんないい人ですし、恨みなんて買わないんじゃ?』
イザナくんは灰皿のタバコを吸う。
「集団の長はソイツ本人に非がなくても、責任を取らなきゃいけない。」
ふぅっと紫煙を吐き出す。
「東京卍會。横浜天竺。どちらも総勢400人からなるチームでトーマンは東京、天竺は横浜1のチームだ。」
『お名前だけなら聞いたことあります。ニュースで時々抗争?みたいになってますよね?最近は落ち着いたとはいえ、時々別のチームとぶつかって取り上げられてる・・・』
不良事情に疎いAでも関東地方の暴走族の活動のニュースは聞いたことがあり、この二つはそんなニュースの中では必ずといっていいほど耳にする名前だ。
『そこが、二人が所属してるチーム、なんですか?』
「そうだね。もっというと、
俺らなんだよ。トーマンはマイキー、天竺は俺。」
『え?』
「総長なんだ。俺らはただのお遊び暴走族じゃねぇ。」
“関東を支配してるような、ヒーローからはほぼ敵認定されてるようなでっけぇ族の総長なんだよ。"
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46猫(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです! (5月10日 19時) (レス) @page19 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - あぁ…。神ですか?天使ですか?マジでおもろすぎです!!続きィ!続きが気になりすぎる…。無理せず更新頑張ってください!!!! (2022年10月30日 18時) (レス) @page24 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 神いいいいいいいいいいい!!!!!!!!この小説だけで生きてられる!!!!!!!!!幸せ!!!!!!!!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!!! (2022年10月21日 21時) (レス) @page23 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます。気まぐれ更新なので執筆意欲が湧いたときにザッと書く感じなのですが、なんとか完結まで持ってけるように頑張ります。 (2022年10月16日 0時) (レス) id: 200c6d8890 (このIDを非表示/違反報告)
極ちゃん - 私の好きな作品達っっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!続き見ます!!!平和軸なのも嬉しいです!!!!!!!たけみっち感謝!!!!!かむかむさんありがとう!!!!!!!! (2022年8月17日 22時) (レス) @page14 id: eab1618b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かむかむ | 作成日時:2022年1月28日 3時