【おそ松】無神経系彼氏と距離をおきます【おそ松さん】

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「私、別れたほうがいいのかな」



私の彼氏、松野おそ松は大変にデリカシーがなく無神経だ。


「あの女の人、胸でか」

「そういうの道で言っちゃダメだよ」


女に目がないという単純さは前から知っていたけれど、おそ松は私に興味を示さない
あの単純なおそ松が示さない、それってつまり私にもう興味がないってことなんじゃ。


そう気がついた私はあくる日親友であるトト子に相談を聞いてもらうのであった。
そして冒頭に至る。


「え…どうしたの？おそ松君と喧嘩でもした？」

「うーん…喧嘩じゃないんだけど」


おそ松、もう私に興味ないと思う。

私は好きでもおそ松は好きじゃないなら、それってなんか悲しいし、おそ松にも悪いもん



そうトト子に相談しながら、ズキズキと胸が痛んでくる。
平気な顔しても、自分は騙せない。

だって、本当は別れたくなんかない。



「A、本当は別れたくないんでしょ？
気がついてないの？顔、眉潜めてるよ」

トト子が尋ねてきた言葉にちょっと驚く。
慌てて窓を見たらしかめっ面の私が反射で映った。


「…ほんとだ」

「私の前なんだから無理しなくてもいいの。
言いたいこと言ってスッキリしちゃおう！」


ほら、なんでも好きなこと言っちゃって。
大変な時こそ親友に相談するのが基本なのよ。

そう言って笑うトト子は本当に眩しくて頼りになる。


「うん、ありがとう…！」

ありがとう、トト子


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