皇帝と歌姫は結ばれない【天祥院英智】

＃1 ページ2

ガチャ

A「おはよう」

「おはよう、今日も早いわね」

母子家庭のうちの朝は忙しい。
母はデザイナーの為、毎日忙しそうだ。

いつもどうり２人で朝食を食べていると、

「そう言えば、レオ君とは最近会ってるの？」

A「…いいや、会ってない。どうして？」

「レオ君、少し前大変だったでしょ？もう大丈夫なのかしら」

A「…大丈夫だよ、レオならきっと。」

「相変わらず、レオ君のこと大好きねっ？」

A「当たり前でしょ」

そう返すとニヤニヤ笑うお母さん。なによ？




A「行ってきます。」

「いってらっしゃい。あ、今日も帰り遅いから」

A「分かってるよ、頑張って」



〜♪〜♪

学校へと歩く中、街の中から聞こえてきた曲。

「♪闇の終りを 告げてあげる
終わらない シンフォニア」


私は足早に歩く。









＿＿＿嗚呼、朝から嫌な音楽を聴いてしまった。

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