fake love ~nine~ ページ10
貴方side
「....十四松くん」
帰宅部の私はある日、校庭に黄色いユニホームを着た青年を見つけた。
それは紛れもなく十四松くんで、他の野球部員と一緒に仲良さげに話していた。
そんな彼の姿をフェンス越しにぽけーっと眺めていると、十四松くんは私の存在に気付き信じられないくらいの速さで走ってきた。
じ「A!どうしたの?」
「あ、いや...野球部入ったんだなって...」
じ「ううん、入ってないよ!!」
は?の一言しか出てこなかった。
彼のユニホームは確かに野球用のものだ。まあ、黄色のユニホームを着てる部員なんて見たこともないが....
じ「僕、スケッチなんだって!!」
彼の言っている事の意味が理解出来なかったが、話を聞いている内に助っ人に呼ばれていたことが分かった。
にしても、まさか高校生で助っ人とスケッチを間違える人に出会えるなんて。
「...あ、他の皆は?」
じ「兄さんたちとトド松はもう帰ったよ!!」
「そうなんだ...」
てっきり十四松くんを待っているのだと思っていた。松野兄弟は本当に仲が良くて、今まで6人揃って帰っている所しか見たことがない。
...なら仕方がない。
「じゃあさ、一緒に帰ろうよ」
じ「え、マジで!?やったー!Aと二人っきりだー!」
二人きりで帰るのも彼を知れるチャンスだ。
...というか、二人きりだということに喜んでるくせに告白をオッケーしないとはどういうことなのか...
「じゃあ、待ってるね」
じ「うん!!」
十四松くんは帽子をかぶり直すと、グラウンドへとかけていった。
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リティア - 最後まで楽しく読ませていただきました。とてもうまく作られてすごいなぁと思いました。これからも頑張ってください！(o^^o) (2017年1月5日 20時) (
レス) id: 52702a7436 (このIDを非表示/違反報告)
霙(みぞれ - あれっ,,,,,,おわりになってるんだけど,,,,,,なぜ？(´；ω；`) (2016年8月16日 1時) (レス) id: 155707eb9a (このIDを非表示/違反報告)
よみるら☆83猫(プロフ) - スターシューターさん、インフルになってしまいましたか！体を無理させないように休んでください。早く治るといいですね！お大事に^^ (2016年3月5日 7時) (レス) id: 4ba06239c0 (このIDを非表示/違反報告)
よみるら☆83猫(プロフ) - スターシューターさん、インフルになってしまいましたか！体を無理させないように休んでください。早く治るといいですね！お大事に^^ (2016年3月5日 7時) (レス) id: 4ba06239c0 (このIDを非表示/違反報告)
スターシューター(プロフ) - よみるら☆83猫さん» 面白いですか!?ありがとうございます!! (2016年2月28日 17時) (レス) id: 71d0661177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真水 | 作成日時：2016年2月23日 18時
