【おそ松さん】これから六つ子を落とします【学生松】

fake love ~seventeen~ ページ18

Noside



二人が見たのは最近流行っている恋愛ものだった。これが意外に面白く、二人はついつい見入ってしまった。


映画館から出るなり感想を言い合い、盛り上がっていた。



「なんかドキドキしちゃった。恋愛映画とか久しぶりだし...」


と「ホント?良かったー!Aのことだから他の男ともう見たんじゃないかなぁって心配したんだよね!」


「ううん。最近デートとか控えてるから全然」


と「そっか。前に言ってたよね!

....でも、そんなに僕らにこだわる必要ある?」



前にも聞いたことのあるような台詞。彼女が彼らにこだわる理由なんて簡単だ。



「...だって、フられるとか惨めじゃない?バカにされたみたいで嫌なの...ただそれだけ」



真剣な顔つきで答える彼女にトド松はなぜそれほどこだわるのか不思議だった。



「...なーんてね!!

特に理由はないよ。ただ興味を持っただけだよ」


と「そ、そう...」



トド松には今のが冗談には聞こえなかった。

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