びんとろシェアハウス！！

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はこたろー作の夕食を食べ終え、順次入浴を済ませる。


「そうめん久しぶりに食べました。美味しかったです。」

Aが髪を梳かしながらはこたろーに話しかけた。


はこたろ「今日は七夕ですし。美味しかったならよかったです。」


各々がなんとなくのんびりとリビングで過ごす。


かるてと「あ、ゼリー頂いたの冷やしてあるんだった。取ってきますね。」

かるてっとが冷蔵庫からケーキが入れられているような白い紙の箱を持ってきた。


じらい「思ってた３倍高そうな箱してるんだけど。」

おおむね同意だ。もっとスーパーで安く売っているようなものだと思っていた。それが洋菓子店の箱に入れられているものとは。


かるてと「俺も頂いたはいいけど中身見てないんですよね、上司がくれたんですけど。」


かるてっとが箱を開けると、


「うわ、綺麗……。」


下から上にかけて紫から青に淡くグラデーションを描くゼリーに、一番底には白い層が見える。金箔だろうか、所々でキラキラと輝いておりおそらくわざと入れられている気泡もプラスチックの透明な容器の中でチラチラと光を反射させている。


いちはち「うわーすごい綺麗じゃん、食べるの勿体ない。」

そう言いつついちはちの手にはしっかりとスプーンが握られている。


はこたろ「どんな味がするんだろ。」

じらい「ん〜、これなんの味なんだろ。さっぱりしてる。」

じらいちゃんはスプーンを咥え口をもごもごさせている。


「ん、これあれじゃないですか？アルカリ性の。」


しるこ「アルカリ性の？」

しるこが繰り返した。


「うん、レモン入れると化学反応でピンクになるやつです。」

かるてと「なにそれ、バタフライピーのこと？」


「ああ、それです。バタフライピー。違うかな。」

そう言われても、購入者がその場にいないので確かめようがない。


ミントス「飲んだことあるんですか？」

「はい、友人がそういう変わったものが好きで一度だけ。」



レモン汁入れすぎて酸っぱくなっちゃったんですよね〜、と続く。どうやらあるあるらしい。


しるこ「ああっもうこんな時間、ゲーム撮って寝よ！ほらほら！」


しるこの一声で解散となった。

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