【◇】一目惚れ。 (ページ7)

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夏祭り。ページ7

16時
待ち合わせの時間。
なんかずっとそわそわして落ち着かねえ、、なんだこれ、、
望月浴衣着てくんのかなあ、可愛いだろうな

倉｢…き…、ゅき……
オラッ！｣

『ってぇな、、！』

倉持～～～～～！デコピンしやがって！
前髪上げてんのにどうしてくれんだよ、！

倉｢お前また望月のこと考えてただろ！少しも反応しやがんねえ！今日何回目だよ！｣

『るっせーな～！いいだろ別に！』

言い合っていると、
下駄の音が2つ、こっちに近づいてきた。

瀬｢御幸く～ん！倉持く～ん！｣

那｢あんたらも浴衣なの？｣

…

あー、かわいい、

生成の生地に大きめの花のプリントがされた浴衣。
髪は結い上げられていて、華奢な首が見えている。

望月しか目に入らなかった。

瀬｢…おでこ赤い……？？？どしたの？｣

『………？おでこ…赤い…？

あ゛、、』

そうだった、倉持にデコピンされたんだった…

望月のこと考えてぼーっとしてたらされました、なんて
口が裂けても恥ずかしくて言えねー、

『電柱、そう、電柱にぶつかったんだよ』

瀬｢電柱………｣

『ま、気にすんな～』

不思議そうな顔してんなあ
まあいいや、

『倉持～、相川～ってあれ？』

瀬｢ちょっと前にふたりで行っちゃったよ～？｣

『は！まじかよあいつら、、』

スマホを確認するとLINEが来ていた。

倉« んじゃ、たのしんで～»

と、相川とのツーショ。
あいつらデキてたのかよ、、

『2人で回るか～、』

2人、って2人？これ、周りから見たらカップルじゃね？
望月とカップル？まじか、まじかよ、

そんな考えが頭ん中を巡る。
やべえ、心臓バクバクしてきた、

傍らに目をやると、望月は屋台に釘付けなようだった。
(だよなあ～…)

1人でドキドキしてた自分に少し呆れたが、
望月はやっぱりかわいい。

『屋台、見たいとこあるか？』

瀬｢全部みたい！｣

望月の希望に根負けし、屋台巡りに付き合うことにした。
りんご飴にわたあめ、金魚すくいに射的、
望月の希望するやつ全てに付き合ってやった。

瀬｢ひゃ～～いっぱいまわったね～！
疲れたあ～～～｣

『そろそろ花火始まるし、花火見えそうなとこ行くか？そこで休もうぜ～』

俺らは神社に向かうことにした。
空が開けているから花火は見やすいだろ。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

完全に存在忘れてました、、(笑)
次は正真正銘ふたりっきりの場面です！