第28話:思い出 ページ29
千鶴)し、知らないそんなのっ…
A)逃げるの?
千鶴)逃げてなんかない…
A)いいや、逃げてるよ。逃げてるから忘れたんだ。大事なこと全て。
千鶴)違う…
A)ううん、あってるよ。じゃなきゃ忘れる筈がないもん。大切な場所、みんな。
千鶴)違う、違う…
A)…否定するんだ。現実から目を背けるんだ。だから君は…
大切な人から恨まれるんだよ。
千鶴)えっ…?
??)喋りすぎだよ、A。
A)…ごめんって。だってこの子、何も分かってないんだもん。
千鶴)だ、誰?
A)聞き覚えあるんじゃないのかな?
??)…千鶴、久しぶりだね。
千鶴)……薫さん…?
A)ふふっ、正解。
その場に居たのは千鶴の兄の薫だった。
薫)…本当に綺麗さっぱり忘れてたんだね。…辛い思い出はいらない?
千鶴)っ…
薫)…そう思ってんだ。
A)…もういいんじゃない?薫。
薫)……A、母さんが呼んでる。早く帰って来なよ。
A)はいはい。私もそのつもりだから。
千鶴)母さん…?
薫)お前にはどうでもいいことだよ。それじゃあね。
そう言うと薫はこの場から去っていった。
千鶴ちゃんはずっとその方向を見ていた。
A)…千鶴ちゃん。
千鶴)…何ですか…?
A)君は今幸せだね。
千鶴)急に何を…
A)でもね、その幸せを憎む人もいるんだよ。…薫は望んでいないんだよ。
千鶴)…さっきので分かりました…
A)薫は君とは正反対だから。
千鶴)…分かってます…
幸せに暮らしてきた千鶴、虐げられながら生きてきた薫。
薫は君の不幸を望んでるって…
A)そっか。じゃあ君はこれからどうやって生きてくの?
千鶴)私は…
会えば何か変わるって、話せば心が動くて思った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい、作者のビビでございます。
このサイトで小説書き始めて2年が過ぎましたが…
何故に私が書くとこんなにも意味の分からんシリアス要素が入る…?←
私、書いてると意味が分からなくなってきたぞ。
まぁ、頑張って続き書いていきたいと思います!
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - ご無沙汰です。悲しいですね。続き気になります。 (2015年4月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 悲しい過去ですね。幸せになって欲しいです。 (2015年1月26日 2時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» むちゃくちゃ元気ですよ笑 そちらも元気そうで良かったです( ´ ω ` ) (2015年1月25日 22時) (レス) id: 44f0ddf406 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 元気そうで良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビビ | 作者ホームページ:http://nekomoti
作成日時:2014年5月22日 3時