検索窓
今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:25,144 hit

第28話:思い出 ページ29

千鶴)し、知らないそんなのっ…

A)逃げるの?

千鶴)逃げてなんかない…

A)いいや、逃げてるよ。逃げてるから忘れたんだ。大事なこと全て。

千鶴)違う…

A)ううん、あってるよ。じゃなきゃ忘れる筈がないもん。大切な場所、みんな。

千鶴)違う、違う…

A)…否定するんだ。現実から目を背けるんだ。だから君は…

大切な人から恨まれるんだよ。

千鶴)えっ…?

??)喋りすぎだよ、A。

A)…ごめんって。だってこの子、何も分かってないんだもん。

千鶴)だ、誰?

A)聞き覚えあるんじゃないのかな?

??)…千鶴、久しぶりだね。

千鶴)……薫さん…?

A)ふふっ、正解。

その場に居たのは千鶴の兄の薫だった。

薫)…本当に綺麗さっぱり忘れてたんだね。…辛い思い出はいらない?

千鶴)っ…

薫)…そう思ってんだ。

A)…もういいんじゃない?薫。

薫)……A、母さんが呼んでる。早く帰って来なよ。

A)はいはい。私もそのつもりだから。

千鶴)母さん…?

薫)お前にはどうでもいいことだよ。それじゃあね。

そう言うと薫はこの場から去っていった。
千鶴ちゃんはずっとその方向を見ていた。

A)…千鶴ちゃん。

千鶴)…何ですか…?

A)君は今幸せだね。

千鶴)急に何を…

A)でもね、その幸せを憎む人もいるんだよ。…薫は望んでいないんだよ。

千鶴)…さっきので分かりました…

A)薫は君とは正反対だから。

千鶴)…分かってます…

幸せに暮らしてきた千鶴、虐げられながら生きてきた薫。
薫は君の不幸を望んでるって…

A)そっか。じゃあ君はこれからどうやって生きてくの?

千鶴)私は…

会えば何か変わるって、話せば心が動くて思った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい、作者のビビでございます。
このサイトで小説書き始めて2年が過ぎましたが…
何故に私が書くとこんなにも意味の分からんシリアス要素が入る…?←
私、書いてると意味が分からなくなってきたぞ。

まぁ、頑張って続き書いていきたいと思います!

第29話:昔の記憶→←第27話:誰を



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斎藤ようこちゃん(プロフ) - ご無沙汰です。悲しいですね。続き気になります。 (2015年4月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 悲しい過去ですね。幸せになって欲しいです。 (2015年1月26日 2時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» むちゃくちゃ元気ですよ笑 そちらも元気そうで良かったです( ´ ω ` ) (2015年1月25日 22時) (レス) id: 44f0ddf406 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 元気そうで良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ビビ | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年5月22日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。