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第2話:背中 ページ3

A)…あら?

見慣れない景色に戸惑った。
目の前には町が見える。

A)…迷った…?

どうやら私は方向音痴と言うものらしい。
今までこんなことはなかったのに今回はどうしたことやら。

A)…こんな急に方向音痴になんかなるわけないか…この年で迷子とか恥ずかし…

ボーっとしながらたどり着いた町。

A)すみません。

町人)なんだい?

A)…此処、京の町ですか?

町人)そうだよ。

まさかとは思ったが、たどり着いた先は京の町だったらしい。
最近治安が悪いって言うから近づかないようにしていたが、全て無意味になった。

A)…はぁ……ほんと、何してんだろ…

ボケッとするのにも程がある。

??)すみません。

A)…どうしました?

??)あの、ここら辺に宿はありませんか?

どうやら旅人らしい。

A)…生憎、私は此処の住人ではないので…分からないです。すみません。

??)いえ!ありがとうございました。

そう言うと旅人はどこかへ行ってしまった。

A)…私も帰るか…、

特に此処に用があるわけもなく、治安が悪い京の町から離れようと思った。

A)…あら…何あれ。目立つ羽織だなぁ…

少し先にはだんだら模様の浅葱色の羽織を着た集団が。

A)…どうでも良いや。

私はその横を歩いて行った。
何となく振り向くと、大きな背中…

すれ違ったその人たちの背中は真っ直ぐに…
凛とした立派な背中だと思った。

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斎藤ようこちゃん(プロフ) - ご無沙汰です。悲しいですね。続き気になります。 (2015年4月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 悲しい過去ですね。幸せになって欲しいです。 (2015年1月26日 2時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» むちゃくちゃ元気ですよ笑 そちらも元気そうで良かったです( ´ ω ` ) (2015年1月25日 22時) (レス) id: 44f0ddf406 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 元気そうで良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビビ | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年5月22日 3時

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