検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:25,163 hit

第21話:奏人 ページ22

千鶴say…

風間さんが帰って、私達は広間にいた。

永倉)本当に何なんだよあいつら…

原田)それはAも入ってんのか?

永倉)どっちもだよ。どっちも。

平助)本当に意味の分かんねぇやつ。あと、上から目線。

皆口々にそんなことを言っていた。

沖田)千鶴ちゃんもそう思わない?

千鶴)あっ、はい…

平助)ほんと、千鶴みたいに良い奴だったら良かったのに。

千鶴)……

繰り返されるのはAさんの言葉ばかりだった。
私が生きてる理由。
本当にそんなものがあるのか…
同族とも言える人の死、それを犬死にとは言わせないために言ったことなのか…

千鶴)…弾き人…

土方)何か言ったか?

千鶴)い、いえ。何でもありません。

原田)おっと、そろそろ寝ねぇとな。明日巡察だしな。

平助)あいつらのせいだよ。

そう言いながらみんなは部屋を後にする。
でも、一人だけその場を動かない人が居た。

千鶴)…沖田さんは部屋に戻らないんですか?

沖田)…千鶴ちゃん、あの子のこと知ってるんでしょ?

千鶴)そ、そんな訳ないじゃないですか。

沖田)嘘、僕人の観察力だけは人一倍だよ。

千鶴)……そう…でしたね…

沖田さんだけにはどんな嘘も通用しないと思った。

千鶴)別に全てを知っているわけではありません。本当に会ったのはあの日が初めてですから…唯一分かったのはAさんの種族です…

沖田)…と言うことはあの子も人間じゃないって事だね。

千鶴)…はい。Aさんの種族は弾き人…またの名を奏人と言います。

鬼と同じ、貴重種とされる者…
鬼と共に暮らす者。
鬼と違うところがあるとすれば一つだけ…



音楽がその人には分かるということだけ…

第22話:ハッキリ→←第20話:意味



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斎藤ようこちゃん(プロフ) - ご無沙汰です。悲しいですね。続き気になります。 (2015年4月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 悲しい過去ですね。幸せになって欲しいです。 (2015年1月26日 2時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» むちゃくちゃ元気ですよ笑 そちらも元気そうで良かったです( ´ ω ` ) (2015年1月25日 22時) (レス) id: 44f0ddf406 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 元気そうで良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ビビ | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年5月22日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。